5 ページ5
ーーー
ーー
ー
店「Aちゃん、ピアスはどぉ〜？」
『あ、大丈夫です。膿んでもないし、痛みとかもないです』
店「オッケー、ついでにケアしてあげるから座って〜」
『ありがとうございます』
大人しく椅子に座り店長さんにピアスホールのケアをしてもらう。
人生初のピアス。
前の人生では開けなかったが、秋弥が開けてるのを見て、私も開けたくなり、半年くらい前に開けて貰った。
店「うん、掃除しても綺麗だからいいね〜。
それにこのピアスもAちゃんにピッタリ。
秋ちゃんもいい色チョイスしたね〜」
「へへっ、だって似合うって直感で思ったから！」
店長に再びピアスをつけてもらい、手鏡を見た。
秋弥が初ピアスと選んでくれたのは、小粒のアクアマリンの色をした物だった。
キラリと光る石…
この色はあの瞳の色を思い出させる。
綺麗で澄み切ったあの瞳…
だから、最初はこのピアスは嫌いだった。
でも、秋弥が選んでくれたから…と着けていたら、いつの間にか安心する色となっていた。
…いやだなぁ…
ーーー
ーー
ー
「なぁー、交流会ってどんな感じ？」
『普通な感じ？』
「ふつーって何？何なの？」
『みんなピリピリしてる感じ』
「うわ〜…やだわ…」
お礼のパフェを食べながら、今度行われる交流会の話しをする。
去年は三年生の人が直前に大怪我を負ってしまい、一年生だが人数合わせで私が参加した。
だから、交流会は経験済み。
私が選ばれて秋弥はすごく悔しがってたが…既に私は一級だった為、申し訳ないが選ばれてしまった。
「確かに演習もピリついてんもんな…そんなに必死？」
『秋弥はこの世界に入ったばっかだからピーンと来ないかもだけど…
交流会で活躍が目立てば、他の呪術師の耳に入って階級を上げるのに有利になる。
あとは単に負けたくないんだよ、東京校に』
「じゃぁ活躍して、勝たなきゃな！」
『まぁそうだけど…でも今年と来年は無理だと思うんだよね…』
「なんで？」
『……あの人が居るから…』
パフェの下の方にあるコーンフレークをザクッとスプーンで刺す。
思い出すと悲しくなってくる…
きらきらと輝いていた髪…
透き通るような瞳…
眩しかった笑顔…
目を閉じればすぐに思い出してくる、愛おしかった人…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2819人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
太郎 - めちゃくちゃ好きです、、、こちらって傑オチになりませんか、、！？ (11月13日 14時) (
レス) id: 454647a5c9 (このIDを非表示/違反報告)
赭 - 秋弥に禁断の恋をしちまいそうで苦しい (10月23日 15時) (レス) @page37 id: ee8a4b9bf4 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 恋＠眼鏡さん» うわぁ(*´∀｀)ありがとうございます！嬉しいです！これからも頑張ります(*^^*ゞ (2021年11月15日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
恋＠眼鏡(プロフ) - 余りにも面白すぎて一気読みしてしまいました…！作者様のペースで満足がいくような作品をこれからも一読者として応援しています。 (2021年11月15日 7時) (レス) @page40 id: a273382bf7 (このIDを非表示/違反報告)
雪椿(プロフ) - 楪さん» どうなるかはお楽しみに〜！五条の事はしょうがないですね(^_^;) (2021年11月11日 20時) (レス) id: e95a52c7d4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪椿
| 作成日時：2021年10月13日 19時
