【◇】群青エース . 20 (ページ5)

今日:7 hit、昨日:8 hit、合計:26,351 hit

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東条(今、俺の体めがけて投げたんじゃ…)

なんとか打ち返したものの、今の球は東条からすれば自分の体を狙って投げたように感じたのだ

結果東条はアウトに。

倉持(カットボール、予選の時よりキレキレじゃねぇか)

打順は1番最初の倉持に戻り打席に入ってすぐに気がついたカットボールのキレ

予選でもその球を前にしたことがあるが正直これほどのキレはなかったはず

明らかに予選の頃とはまた違った磨かれたカットボールになっている。

御幸「右打者にはシュート、左打者にはカットボール…相変わらずインコース主体の強気なピッチングだな」

シュートは投げる投手の利き手方向に曲がる特殊な球

先程それを目の当たりにした東条が自分の体をめがけて投げられたと感じても無理はない球種。

御幸「次の回はいきなりクリーンナップだからな、お前もあれぐらい強気で来いよ」

次の回、栄純が登板する回の薬師打線はクリーンナップからの始まり

手を抜けばそれこそ点を持っていかれるかもしれない場面だ

御幸「向こうはお前がカットボールを投げることを知らねぇんだ、前回とは違うってところをやつらに見せつけてやろうぜ」

あの時予選で真田と戦ってから栄純が身につけたカットボール

それを武器に今日はマウンドに立ちあの時とは違うってことを証明する場面でもあるのかもしれない。

御幸「たったアウト2つ取っただけでこの雰囲気かよ」

青道打線からアウト2つ取っただけなのにものすごく盛り上がる薬師

真田がマウンドに上がってから目に見えて薬師の空気が変わり、声が出てきている

これがエースの存在感であり、エースがチームに与える力

今の青道に足りていないものだ。

栄純(6回無失点…リリーフ投手の役目？ふざけんな！！)

栄純(勝手に前を走ってる気になってんじゃねぇ！！エースになるのは俺だ！！)

登板が決まったというのにまだ悔しそうに歯を食いしばる栄純

監督が言ったリリーフ投手という言葉が結構深く刺さってしまっているようで

それと一緒に降谷のピッチングを見てさらに悔しさが増してしまっている状況。

A(スリーアウトチェンジ、攻守交替か)

A(やっぱり真田さんがマウンドに立つと薬師の空気はガラリと変わる)