855 ページ35
.
丹波「やっぱ初回に尽きるか」
門田「ああ、代わってすぐ1点は取られたけど川上には本当に救われた最後までよく投げてくれたよ」
丹波「……結局最初に出してしまった無駄なフォアボールが全てのリズムを崩してしまったな」
丹波の言う通り最初に出してしまった無駄なフォアボールで試合のリズムを崩してしまった
夏の予選でも初回で点を取られることもあったと振り返る。
丹波「降谷は立ち上がり、もっと慎重にならねぇと」
丹波「神がかったその日だけのピッチングよりも悪い日にどうベストに近づけるか、毎試合ゲームを作ってこそエースだからな」
堂々とエースがどうあるべきか語る前エース丹波
めちゃくちゃいいことを言っているのだけれどそんな様子を見て
亮介「ふ〜ん」
亮介はにっこり、門田はじっと丹波のことを見つめる。
丹波「なっ…なんだよ!俺もずっと監督に怒られてた方だしこうして離れてみると改めてわかったというか…!」
亮介「なんも言ってないじゃん」
丹波「それは…!俺も出来てなかったよ!」
さっきまでの堂々とした丹波はどこへやら
でもエースにしか分からない気持ちがきっとあるのだろうし、後輩のことをよく見てくれていることに変わりはない。
亮介「ま、今は監督に怒鳴られながら1つずつ課題をクリアしていくしかないよね」
部長「マネージャー、照明つけてきてくれないか?これは時間かかるぞ…」
A「わかりました!いこ、春乃!」
春乃「うん…!」
全員で声を出して走る部員たち
降谷は走りながら今日をやり直したいと後悔し、栄純は今日結局出番なかった!と叫び…
ちなみに栄純は1回から9回までずーっと出番を待っていた
______________________________
_______________
教頭「え!?本当にいいのかね!?プロ志望届出さなくて!」
まだ暑い日が続く中
校長室に響く教頭先生の驚きの声
教頭が話しかけていたのは…
哲「はい、自分は監督の母校である明大にお世話になろうと思っています」
プロからの注目も高く
実力も十分プロで通用するレベルの選手である野球部前キャプテン、哲。
どうやらプロ入りではなく大学進学を決めたようでその話をしているみたいだ。
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奈子 - 私すごく鳴くん好きですけど沢村くん応援してます笑 (2020年7月3日 10時) (レス) id: 70a16b712e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちあき | 作成日時:2020年6月29日 2時