【◇】群青エース . 20 (ページ34)

今日:7 hit、昨日:1 hit、合計:26,343 hit

854 ページ34

.

1人でやっているつもりはない

ただ今日はもっといける気がした、そう思っていたのに現状はそうならず

またしても相手に得点のチャンスを与えてしまうことに

こうとなれば…

片岡「川上を呼べ」

片岡「降谷！レフトへ」

投手交代、そして守備交代

降谷がマウンドを降り川上が上がり

降谷はマウンドではなくレフトの位置を守る

あまりにも早いこの交代に衝撃が走った

小野「沢村！お前も一応肩作っとくぞ！」

栄純「はい！肩は十分温まってますが」

出番あんの？と若干ドキドキ気味の栄純

結局この日の試合の結果は4対6でギリギリ青道が勝利

本戦参加を決めたのは青道

なのに盛り上がってるのは負けた成翔で逆に空気が重たくなってるのは青道だった。

片岡「これが…お前たちのやりたかった野球か？」

片岡「初回からペース配分を考えず飛ばす投手 …交代させられた不満からか、打席でバットを振り回し守備についても集中しない」

次々と今日の試合の反省すべき点をぶつけてくる片岡監督

たかだか4点先制されただけで気負いミスをするところや積極性を履き違い初球から難しい球に手を出すところも指摘される

片岡「夏の悔しさをもう忘れたか？御幸」

この言葉で御幸の目が大きく揺らいだ。

忘れたわけじゃない

あれだけの悔しい思いをしてあれだけ自分の力のなさを自覚したのだから

死んでも忘れられるわけがない。

片岡「毎日なんのために練習しているんだ、この日のためだろう！1点の意識が常に出来てないからこういうプレーが出てしまうんだ」

片岡「まだ予選？強豪校がブロックにいないから勝ち上がって当然とでも思っていたのか！自惚れるな！！」

目の前の試合に選手一丸となって戦えないチームが甲子園に行けるか

監督は厳しく怒り、怒鳴っては自分がいいと言うまで走ってろと部員全員に指示した

門田「うわぁ…マジ怒りだな監督…」

亮介「エンドレスが出るってことは相当だね」

亮介「同点に追いついたのが7回だもんね、見ているこっちもストレス溜まったよ」

試合終わりにエンドレスで走らされるなんてかなりきついだろうがこればっかりは仕方がない

監督は何も間違ったことは言ってないのだから。