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イップスとは言っても中にはAのように

周りの環境やスポーツの場以外での出来事、それらがメンタル面に影響を与えてプレーに影響を来すケースもある

やらなくてはならない、勝たなきゃいけないそういった

責任が大きくなれば大きくなるほどそういう事態を引き起こしかねないのだ。









片岡「沢村、お前は明日から別メニューだ」

片岡「ボールには一切触るな、ランニングを中心に下半身のトレーニングをしておけ」









きっと監督も今の栄純がイップスに近い状態にあることをわかっているのだろう

だから別メニューを言い渡した

だがその言葉もまた、栄純の心に深く突き刺さってしまう。










栄純(大会が近いのに自分だけ別メニュー…それって…)

栄純(そりゃそうか、こんな駄目なピッチングしてたら戦力外…)









今まで躓きながらも乗り越え進んできたのに突然襲いかかってくるイップスという現実

スポーツをやっている以上は誰がなってもおかしくないこと

別メニューというのはそういう意味が例えなかったとしても戦力外通告を受けているように思えてしまう。









片岡「現時点での得点力は前のチームよりもかなり落ちる、そうなってくると大事なのは守備」

片岡「少ない点差で逃げ切る試合も多くなるだろう」









いくら降谷の調子がよかろうと、今の降谷には1人で投げきれるほどのスタミナがない

秋の大会を勝ち進めるには

川上、栄純、そしてその球を受ける捕手である御幸この3人の力が絶対的に必要になってくる

でも今この状態の栄純は秋の大会までに果たして間に合うのか…それすら怪しい。









「あれ?今日沢村いたか?」
「あいつ、ずっとB面で走ってたぞ」
「なんで?昨日のペナルティ?」
「実は…」









練習終わり部員たちと共に練習場から帰ってきたAの耳に届くのはそんな声

心配になって別メニューを言い渡された栄純の様子を見に行ったのだけれど自分に何が出来るのか全く持って分からず

結局何も出来なかった。









A(あの時の私によく似てた)

A(野球が全てだったからそれが出来なくなった時の死んだような目、すごく似てて)









あの光のない目があんなに怖いものだとは思わなかった

自分もかつてはあんな目をしてもがいていたのかと思うとまた苦しくなる。

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設定タグ:ダイヤのA , 沢村栄純 , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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奈子 - 私すごく鳴くん好きですけど沢村くん応援してます笑 (2020年7月3日 10時) (レス) id: 70a16b712e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年6月29日 2時

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