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A「次は春市くんか…」
倉持に続いて打席に入る春市
三島が投げた球を狙いを定め確実に打ち返していくがその打球は三島の顔面へ
素早く反応した三島が受け止めたから怪我には繋がらなかった
A「おー、ドキドキするねピッチャー強襲！私もやった事ある！」
栄純「今のは狙ったんすよ、春っちあんな顔してやることやるタイプなんです！」
春市「狙ってない！！」
ブルペンにいた栄純はそれをみて川上にヒソヒソとありもしないことを話しては
春市にこれまた鋭く指摘される
ワンアウト1,3塁、打席には前園
東条(パスボールあるぞ…)
春市(ゾノさん…)
初回と似たようなチャンスの場面
春市が打った瞬間から東条が出塁していたので3塁からホームへそのまま帰ることも難しいことではない
御幸「後輩の作ったチャンス、先輩らしいとこ見せようぜ！ゾノ！」
前園「やかましい！」
前園(プレッシャーかけんじゃねぇ)
後輩2人が切り開いたチャンス
絶対に無駄にはできないプレッシャーもあるだろう
前園(スクイズのサインはない、監督は打ってランナーを返せと言ってくれてるんだ俺のバットで！)
初球から打ちに行くが判定はファール
なかなか思うように飛ばない
御幸(おいおい…スイングかてーぞ、まさか本当にプレッシャー感じてんじゃねぇだろうな？)
御幸「肩！肩！力入ってんぞ！」
次に投げられたのはインコース、手が出ず判定はツーストライク
早くも追い込まれてしまった
前園(こういう場面で打てなくて何がクリーンナップだ！)
そう思った瞬間頭に過ったのは
前クリーンナップだった引退した3年生、伊佐敷の言葉
─俺はクリーンナップ打ってるけどよ、自分をいい打者なんて思ってねぇぜ
─どうやって塁に出るか、どうやってチャンスを作るか、どうやって次のバッターに繋ぐか
─これでも毎打席毎打席、必死にボールにくらいついてんだよ
前園(必死に…！！)
先輩の言葉で思い出した大切なこと
諦めずにボールに必死でくらいつき
自分のその時その時に求められた役割を全力で果たすこともクリーンナップの務め
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奈子 - 私すごく鳴くん好きですけど沢村くん応援してます笑 (2020年7月3日 10時) (
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作者名：ちあき | 作成日時：2020年6月29日 2時
