【◇】群 青 エ ー ス . 13

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A「知ってるのになんで知らないふりしておかず見てたのよ！！メガネ割るよ！！」

御幸「怒んなってー、ほらやるよ」

A「むぐっ…………う…お、美味しい…」

御幸「はい、じゃあ今ので全部なし」









怒るAに楽しそうな御幸。

さらっと自分の箸でそのままAに卵焼きを食べさせた。

Aはそこまで気にする余裕はないのな普通に食べたし…。

周りは朝からなにを見せられてるんだろうかと遠い目で今に始まったことではないと言い聞かせる。








A「いや、なしじゃない」

御幸「やーだ♡」

A「全然かわいくないからやめて」

御幸「そんなに知りてぇのかよ、知ったら知ったらでお前多分死にたくなるぞ？」








死にたくなるとは言われても

やっぱり気になってしまうのだ。

まずみうきと呼んでいたことから嫌な予感はするし覚悟は決めている。








A「全然いい、死にたくなるのは今に始まったことじゃない」

御幸「じゃあ…まとめて言うぞ？」

A「うん」

御幸「昨日1日ずっと、4歳児くらいに戻ってたそして今日元に戻りました終わり。」









あまりにも簡潔すぎる状況説明。

色んなことをぶっ飛ばし、最初と最後だけ伝えて終わり。

何事も無かったかのように御幸はまたおかずを食べ始めた。

が、Aはそうはいかず。









A「ちょっと…ここまで来て冗談やめてよね」

御幸「嘘ついてどうすんだよ、本当だよ本当」

A「そんな夢みたいなことが…」

御幸「証拠写真あるけど…見る？」

A「………見る」









今の話だけでは冗談にしか聞こえない。

そこで昨日面白がって撮った写真を見せてみる。








御幸「まずこれな、降谷に肩車されてるやつ」

A「降谷くん…？」

降谷「Aちゃんが…ふーや肩車って…言ってきたからつい」

A「ふ、ふーや…！？」

御幸「降谷のるが言えなくてふーやって言ってたんだよ昨日のお前は」








携帯にバッチリある

降谷に肩車されてはしゃぐA。

目をこすってまた見てみるが、本当の写真だ。







A「つ、次…」

御幸「哲さんに抱きつきに行ったやつ」

A「ひょえ！？！？！？ちょっ、はぁ！？！？待ってなにこれふざけないで！！」

御幸「首、首しまるっつーの落ち着け」

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