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さっきまでニコニコしていたAだったがそのまま青筋を浮かべながら眉間に皺を寄せた。
Aは東がすごい人だとは充分わかっているが、どうもこの態度が苦手らしい。
東「まさかベンチ入りしとるわけないやろうなぁ…!」
多分この人がプロじゃなかったらAは腹パンでもなんでもしていたかもしれない
天狗すぎるその態度がAは本当に本当に苦手だ。
A「東さん、うるさいです大声で喋らないでください耳がおかしくなりますから」
東「うるさいわマネージャー、お前は関係ない引っ込んどれ」
A「………腹立つ」
この2人の代が被ってなくてよかったとこの場にいる全員が思った。
御幸とAもしょっちゅう似たような言い合いをするが結局仲がいいからAが本気で怒るようなことはない
だがしかし、東の場合は完璧にAを怒らせている。
栄純「あ、あんたは…!!」
栄純「かつてこの俺が完膚なきまでに叩きのめした…」
ぶっちゃけ東の鬼の形相と、Aのブチ切れニコニコ顔はいい勝負
こんなふたりが一緒にブルペンに入ってくるなり、栄純の頭の中には初めて青道に来た時の記憶が蘇ってきた。
栄純「メタボリック先輩…!!!!」
ピリついていた空気が栄純のあまりにも酷すぎる覚え方で緩んだ。
栄純「あれ、こんな太ってましたっけ?」
東「ケンカ売っとんのかクソガキィー!!」
A「あなたこそ喧嘩売ってるんですか!?大体最初から思ってたけどあなた太りすぎですよ!」
御幸「おいAマジでやめとけ…」
栄純に詰めよる東に噛み付く勢いで吠え出すA。
言ってることは正論といえば正論。
東「お前名門は嫌いとか抜かしとったんちゃうんかい!!結局うちの学校入っとるやないかよゴラァ!!」
栄純「記憶にございません…」
A「そりゃ貴方みたいな人がいれば名門嫌いとか言いたくなりますって…栄純も脅されて可哀想に…」
東「んだとこのキャンキャンよく吠える子犬ゥ!!」
A「何度だって痩せろって吠えてやりますよ!!」
栄純とA、それぞれ片手で胸ぐらを掴んで吊るしあげる東。
普段の伊佐敷並に吠えまくるAに知らんぷりする栄純
栄純にとっては東よりブチ切れたAの方が100億倍怖くてハラハラする。
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ちあき(プロフ) - のまんぼーさん» コメントありがとうございます!!この小説読んで楽しんでもらえてるとはとても嬉しいです!! (2020年5月6日 20時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます!今回は意図的にあえてそうしていたのでそう言って貰えて嬉しいです…! (2020年5月6日 20時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
のまんぼー(プロフ) - 初めまして。ダイヤのAにハマりました。群青エース小説を読ませてもらってます。とても面白くて楽しみにいつも見ています。素敵な作品をありがとうございます! (2020年5月6日 13時) (レス) id: 4f6369bb7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - ものすごい切なさを感じます (2020年5月3日 23時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年4月30日 0時