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A「大体、なんで部活の時間じゃないのにスコアブック必要なのよ」
栄純「もしかして…本当にAの言う通り友達がいない!?」
倉持「あー、あながち間違いでもねぇな、こいつぼっちだしよ」
栄純「まさかの!?」
教室のドアの前で騒ぎ続ける野球部の先輩後輩
クラスの人はよく耐えている。
御幸「倉持だって同じだろ?お前が野球部以外のやつとつるんでるのあんま見たことねぇぞ」
倉持「お前よりはつるんでるわ!!」
A(あー、これどっちもどっちってやつか…)
Aは勝手に頭の中で
倉持先輩と一也はお互いぼっちでお互い「こいつ友達いねぇのか…仕方ないから一緒にいてやろう」と思って一緒にいる
一也がスコアブックを欲しがるのは昼休みまで野球漬けだから、と解釈した。
多分間違いじゃないなと自己解決。
栄純「まさかのぼっちとは…」
A「そういうこと言わないの、2人ともかっこよすぎて周りが近寄れないだけかもしれないでしょ?」
栄純「なるほど…しかも片方元ヤンだから近寄り難い雰囲気がプンプン…」
倉持「よーし今日はグラウンド整備してこいつをホームベースに埋め込むかー」
御幸「賛成ー」
こんなこと言っても本気で怒ったりしないあたり先輩たちはなんだかんだ言って優しいところがある。
冗談とわかってるあたりさすが。
本当に…冗談だと思ってる…はず。
A「ほんと倉持先輩にどうせキックされんだからそういうこと言わなきゃいいのに…私も賛成ですけど」
首締められてまた騒ぎ始めた栄純を横目に
さっき途中で買ったカフェオレをストローで吸って飲む。
余談だけれどAはいつもりんごジュースか烏龍茶かカフェオレ、コーヒー牛乳を好んで飲むためお金の使い所は大体それ。
A(ん?ちょっと待って…これ今日苦く感じるんだけど)
問題なく飲んでるつもりがだんだん苦く感じてきた
飲めないことは無いのだけれどその苦さが気になる。
A(いや、勘違い勘違い…いつもこれだったはずだしパッケージ同じだし)
チューチュー吸い続けるけど全然量が減らない
1口で飲む量が今日はいつもよりかなり少ないのが原因だろうか。
A(まさか間違うわけないだろうし…)
A(今日甘すぎるものでも食べた?)
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ちあき(プロフ) - のまんぼーさん» コメントありがとうございます!!この小説読んで楽しんでもらえてるとはとても嬉しいです!! (2020年5月6日 20時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - ゆかりさん» コメントありがとうございます!今回は意図的にあえてそうしていたのでそう言って貰えて嬉しいです…! (2020年5月6日 20時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
のまんぼー(プロフ) - 初めまして。ダイヤのAにハマりました。群青エース小説を読ませてもらってます。とても面白くて楽しみにいつも見ています。素敵な作品をありがとうございます! (2020年5月6日 13時) (レス) id: 4f6369bb7b (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - ものすごい切なさを感じます (2020年5月3日 23時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年4月30日 0時