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時系列というものを知らない話


.








キーンコーンカーンコーン

と終業の鐘がなった瞬間









春市「Aちゃん…どうしたの大丈夫?」









春市の隣の席にいるAは

ドン引きするくらい脱力し

机に顔を伏せた。









A「うん、だいじょばないかなぁ…」


春市「一体どうしたらそうなるの…なんかあった?」


A「いや特になにも」









いつも元気なAのテンションが

ここまで落ち込むのは

滅多にない…いや、割とあった。









降谷「……何が起きたの?」


春市「降谷くん…それがなんかよくわからないんだよね」







授業が終わるなり

珍しく春市とAの所によってきた降谷も

さすがにちょっと引いている。

ここまでAがだらけるとは…。









降谷「もしかして…体調でも悪いんじゃない」


春市「そうなの?Aちゃん」








聞いてみれば

小さな声で

「違います〜」と返ってきた。

顔も見ずに。よっぽど疲れてるのか何なのか。








春市「ほんとに?嘘ついてない?Aちゃんなんか無茶しそうな性格してるから心配なんだけど」


A「全然、体調悪いわけじゃないから」



春市「何かあったら僕と降谷くんが栄純くんに色々聞かれるんだから…無茶はしないでね」









Aに何かあるとすぐあのうるさい番犬幼馴染みが飛んでくるのが厄介なところ。

A自身も心配で無理して欲しくないが

栄純が来るってこともあり無理して欲しくない。









降谷「御幸先輩に振られた…とか」

春市「ありえるかも…」









ヒソヒソと話していれば

いきなり起き上がるA。

御幸との話題を出されると嫌でも体が反応する。








A「ない、それはない、絶対に地球が破滅してもありえない」


春市「めちゃくちゃ否定するね…」


A「一也はそんなんじゃないからね」








そしてこれだけ全力否定すると

また机に伏せて眠りに入った。

変な誤解だけはごめんなようだ。









降谷「僕だって下の名前で呼ばれたことないのに御幸先輩は……!」


春市「降谷くん…気にしてたんだ、それ」


降谷「御幸先輩がこの間自慢してきたから」


春市(あの人もあの人だよ、ほんとに…)









仲良いのか悪いのかそれが分からないのと同じくらい

Aがやけに元気がない理由もわからない。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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ちあき(プロフ) - 颯咲さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりました…面白いと言っていただけてなによりです!!応援ありがとうございます!! (2020年4月11日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
颯咲(プロフ) - めちゃくちゃこの作品好きです!!赤星になってないのがおかしいなって思います。個人的に笑 更新楽しみにしているので応援しています! (2020年4月10日 14時) (レス) id: 2fc3727b68 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 未來さん» コメントありがとうございます!Twitterの方フォローさせて頂きました! (2020年4月9日 19時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいてます!今更なのですが、Twitterフォローさせて頂きました。未來という名前でやっております。これからも更新楽しみにしてます!! (2020年4月9日 18時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年3月11日 19時

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