検索窓
今日:12 hit、昨日:20 hit、合計:93,383 hit

319 ページ33

.







Aは今何が起こったかわかっていない。


前髪が同じだと言われて


頭を撫でられて


頼むと言われた。


今なら普通に平気でバク転10回余裕で出来てしまいそう。









A「同じ…………」









その場から立ち去って

亮介や伊佐敷と話をしている哲を見る。

その前髪の長さは結構短い。

Aの前髪も結構短い。









A「一也、哲先輩と私の前髪同じ?」


御幸「えっ」


A「同じ?」









哲さんやっぱ違うな…と思ってた御幸に

Aが嬉しそうに話しかけてきた。

ということはもう気にしてないのかも。









御幸「まぁ…よく見たら哲さんの前髪に似てたな」


A「ほんと!?ほんとなの!?」


御幸「おー、そっくりそっくり」


A「じゃあこの前髪も悪くないね!」


御幸「お前まじかよ…」









哲の一言で機嫌が一転。

いつものAに案外あっさり戻った。

今なんてちっちゃい子供みたいにぴょんぴょん跳ねて喜んでる。









御幸「お前ほんと……なんなんだよ」


A「こっちが聞きたい」


御幸「……………ごめん、まさかあそこまで嫌がると思ってなかった」


A「………ふふっ」









あんな調子だったけれど

御幸はかなりハラハラしていた。

怒らせてしまった焦りと今よりさらに嫌われると思った焦り。









A「なんか一也がそんなに落ち込んでるの初めて見た」



御幸「誰のせいだよ…」



A「もう気にしてないよ、哲先輩がそんなの気にならないくらい嬉しいこと言ってくれたから」









Aが御幸に怒っていたのは事実だが

それを吹き飛ばすくらいの言葉を哲が言ってくれた。

だからAはもう機嫌が良すぎて他のことはどうでも良く感じている。

だからあっさり御幸のことも許せてしまう。









御幸「完全に更に嫌われたかと思った」


A「誰が一也のことを嫌いって言ったの」


御幸「え?だってお前、俺の事嫌ってない?嫌ってなきゃあんなこと言えないって」








元々嫌われてて

それが今回のことで完全にさらに嫌われたかと

御幸は思っていた。



けれど



Aはそんなこと思っていない。









A「私、一也のこと嫌いって言ってない」


A「本当に嫌いなら、嫌なら─」

320→←318



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
192人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちあき(プロフ) - 颯咲さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりました…面白いと言っていただけてなによりです!!応援ありがとうございます!! (2020年4月11日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
颯咲(プロフ) - めちゃくちゃこの作品好きです!!赤星になってないのがおかしいなって思います。個人的に笑 更新楽しみにしているので応援しています! (2020年4月10日 14時) (レス) id: 2fc3727b68 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 未來さん» コメントありがとうございます!Twitterの方フォローさせて頂きました! (2020年4月9日 19時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいてます!今更なのですが、Twitterフォローさせて頂きました。未來という名前でやっております。これからも更新楽しみにしてます!! (2020年4月9日 18時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちあき | 作成日時:2020年3月11日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。