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亮介「なんだ、雛瀬朝練来てんじゃん。」
純「お前その格好…監督に怒られんじゃねーのか」
ゾロゾロとやってくる先輩達。
なんとか栄純を盾にしてなるべく見せないように奮闘中。
怪しまれてるけれど大丈夫、多分。
亮介「窃盗か人殺しでもしそうだね」
A「やめてくださいよそんな朝から物騒な…」
亮介「それはそうと、なんでそんな格好してるの?」
A「そ、れは…いくら亮さんでも言えないというか…」
ニコニコした顔で
何かを探るように話しかけてくる亮介。
いつの間にか栄純は避けてるし。
Aは心の中で怒った。
なぜ避けると。
亮介「日焼け対策とか言ったらぶっ飛ばすよ?日焼け止めで十分だろうに、そんなことするんだったら退部だよ退部」
A「退部!?まぁたしかにそこまで日焼け避けるなら野球部入るなって話ですよね…私は違いますけど」
亮介「じゃあ何なの?正直俺たち気になってるんだよね…気になりすぎて練習に身が入らないかも」
A「そんなんで?」
何がなんでも前髪を守りたいマネージャー
VS
何がなんでも怪しい後輩の謎を解きたい先輩
亮介「そんなんでって、だってただ単にそんな格好でうろちょろされたら目立つしね」
適当な理由をつけて
Aから何としてでも聞き出すつもりだ。
でもそれで答えるほどAは甘くない。
変なところで頑固なAだ。
鳴の我儘ですら通さない頑固っぷりなのだから相当。
亮介「言えないの?」
A「言えないですよ…そんな…」
亮介「ふーん、まぁいいんだけどさぁ」
次の瞬間
Aの必死な防御が呆気なく崩される。
そう、あの男が後ろからやってくるのだ。
御幸「なんでフードばっか被ってんだよ」
げっ、と思った頃には時すでに遅し。
この男はAが嫌がることほど面白がってやってくる男だ。
Aは唯一この男には敵わない。
A「や、やめてよ!!フードに触ったらぶっ潰すから!」
御幸「無理だって、力じゃ俺に勝てっこないっつーの」
別に前髪くらい見られたって誰も気にしねぇよとデリカシーの欠片もなく、乙女心をわかってない御幸は必死に抵抗するAのフードを…
次の瞬間ある技を使って
パサッと取った。
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ちあき(プロフ) - 颯咲さん» コメントありがとうございます!返信遅くなりました…面白いと言っていただけてなによりです!!応援ありがとうございます!! (2020年4月11日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
颯咲(プロフ) - めちゃくちゃこの作品好きです!!赤星になってないのがおかしいなって思います。個人的に笑 更新楽しみにしているので応援しています! (2020年4月10日 14時) (レス) id: 2fc3727b68 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - 未來さん» コメントありがとうございます!Twitterの方フォローさせて頂きました! (2020年4月9日 19時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - コメント失礼します。いつも楽しく拝見させていただいてます!今更なのですが、Twitterフォローさせて頂きました。未來という名前でやっております。これからも更新楽しみにしてます!! (2020年4月9日 18時) (レス) id: 7ebd59770b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちあき | 作成日時:2020年3月11日 19時