【◇】群 青 エ ー ス . 9

303 ページ17

.









A「うぅ……昨日私ほんとに本気でベッドで寝てただけなのにどうしてこうなるの」


春市「兄貴の冗談だってみんなわかってると思うから…」


A「だとしても私の純粋なイメージが壊された！！」


栄純「元からねぇよ」


金丸「ねぇな」


A「おいそこ」








何故か今日は1年生がかたまりにかたまっていた。

あの後誤解は解けたのはいいものの

本当に亮介の冗談は冗談に聞こえないのでしんどい。








春市「兄貴は結構本気で冗談言うからね」


A「どうなってんの亮さん…」


金丸「でも先輩と1晩とはいえ一緒の部屋にいたのは…なぁ？」


栄純「問題ですなぁ」


東条「2人とももう雛瀬の心抉るのやめよう」









でももう過ぎたことは仕方ない。

何を言ったって昨日寝たのは動かない事実。









東条「ほら、雛瀬の隣でもう死にかけてるのもいるし…」


栄純「降谷ーーーーーーっ！！」


降谷「Aちゃんが……御幸先輩と……」


春市「あそこにいたみたい、兄貴の冗談本気で信じた人」


A「降谷くん誤解だから…」









純粋な降谷は信じてしまってるようで

さっきから死んでいる。

1人だけ。







倉持「1年朝から騒がしいな」


御幸「若いっていいな〜」


倉持「半分原因お前だろ」


御幸「ありがと」


倉持「褒めてねぇわ」









朝から野球部は賑やか。

原因はちょっとアレだけれど。








亮介「哲に言ったらどうなるかな〜」


純「やめてやれ」


亮介「哲は多分何とも思わないけど信じそう」


クリス「信じるだろうな」


純「丹波はさっきから何をそんなに自分の事のように恥ずかしがってんだよ」


丹波「いや…別にそんなことはない…」








まぁAが憧れてきゃーきゃー言ってる

冗談が通用しなさそうな哲に言うほど亮介は鬼じゃない。








亮介「そもそも男だらけの寮にマネージャー住んでる時点でなにも今に始まった話じゃないよね」


増子「それはそうだな」


純「まぁ…気にしたら負けってやつだろ」


亮介「しかも1階っていうのがね」









色々今更ツッコミどころ満載だが

つっこんでたらキリがない。









A「もう朝から最悪だよほんとに」


栄純「まぁ誰もお前が何しようが興味ねぇと思うけどな！」

A「栄純？」

304→←302

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す