【◇】群青エース . 8 (ページ10)

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A「降谷……くん？」

降谷「………………」

春市と話していたら急に腕を捕まれ

じーっと見られるこの状況。

A「やっぱり、似合ってないかなぁこれ」

降谷はなかなか表情に出ないから
どう思ってるのか分かりにくい。

たまーにわかりやすい時があるけど。

降谷「Aちゃん」

A「？」

ガシッと掴まれた

両手。

そしてずいっと近づく降谷。

降谷「僕と…結婚しよう？」

A「うぇ！？」

まさかのプロポーズ。

春市「ちょっと降谷くんそれは順序飛ばしすぎてない？」

栄純「おいこら降谷ァアア！！！嫁にはやらん！！！」

春市「栄純くんはお父さんなの？」

つっこむ春市、荒ぶる栄純。

降谷は時々とんでもないことを言ってくるのでこれまた心臓に来る。

A「いやいやいや、その…あ…ありがとう？」

降谷「なんだか分からないけど今日は練習…すごくできるような気がする」

A「あのー…降谷くん距離がちょっと近いかなぁ」

かわいい子には超ストレートの投手。

その気持ちはなかなか受け取ってくれない元捕手。

いくらなんでも結婚は順序飛ばしすぎだけど。

栄純「降谷なんかにAは渡さないからな！！」

降谷「君に決める権利なんてないよ、決めるのはAちゃんだし」

栄純「ぐぬぬぬ…」

春市(この2人って無自覚だけど結構凄いこと言ってるよね)

自覚なしって1番恐ろしいパターン。

Aともっと話したい降谷と

Aを気にかけすぎてなんかズレてる栄純。

ある意味この2人が鉄壁なのかも。

栄純「というか！！なんでそんな格好してるんだよA！！」

A「今更」

栄純「もしかして……御幸先輩に脅されて！？それとも野球部を裏切りチア部！？！？」

A「なんでそこで御幸先輩ぶち込むかな」

なぜか御幸が出てくるあたり栄純は栄純だ。

御幸に脅されてAがチアガールを…それってかなりまずいのでは？

なにがとは言わないけど。

A「安心して、御幸先輩にそんな趣味は多分ないしあったとしても私に頼まないよ」

栄純「もしかしてチアガールじゃなくて…メイドが好みか！？」

A「いいよ御幸先輩の好み探らなくて…なんか気持ち悪いから」

あれ、何の話してたっけ。