【◇】群青エース . 8 (ページ5)

今日:8 hit、昨日:21 hit、合計:105,369 hit

246 ページ5

.

亮介「雛瀬見っけ」

A「げっ……りょ、亮介さん…」

そこらへんをうろちょろしていたAを亮介が無事捕獲成功。

げっ、と思わず言ってしまった罰か優しいチョップが頭に直撃した。

亮介「御幸と倉持が来たからさー、ちょっとアイツらを驚かしてみない？」

A「いえ結構です、倉持先輩はともかく御幸先輩に見られるくらいなら死んだ方がマシです」

亮介「ふーん、言うようになったね雛瀬も」

A「元々こんなやつですから、私」

露出度高い服を着てるAの手を引っ張ってるからか通り過ぎていく他の部員たちが

「小湊先輩そんな趣味が…？」

「なわけあるかよ！てかお前それ言ったら殺されるぞ……」

「雛瀬っていつも制服かジャージだから気が付かねぇけど…なかなか…だよな」

とかコソコソ話していることをAは知らない。

亮介にはバッチリ聞こえている。

亮介「そんなこと言って御幸にからかわれてる時楽しそうに見えてるの俺だけ？」

A「楽しくないです！！断じて楽しくないですから！！」

亮介「声がデカい、お前ほんと沢村みたいだよね」

A「えっ……それはちょっと…」

亮介だけじゃなく他の部員たちも思っている。

御幸にからかわれて反論してるAだけれどその時の顔はどんな時よりも楽しそうにしてる…ように見えると。

亮介「純はやっぱりウブだから顔赤くしてたし、哲はまぁ哲だからそんなにそんな面白い感じじゃなかったなぁ」

A「まさか…満足してないんですか…？」

亮介「何甘い考えしてんの？どうせなら1年達にも見せてやろうよ」

A「鬼……」

亮介のいじわるはこれだけでは止まらない。

どうせなら栄純や降谷、春市達にも見せてやる気満々だ。

亮介「普通に見せてもあんまりいいリアクション期待出来ないからなんか欲しいよね」

A「いらないですいらないです」

亮介「うーん……あ、いいの思いついた」

A「思いつかなくていいですって！！」

Aの恥ずかしがるリアクションと

倉持と御幸のいい感じのリアクションが見れれば満足の亮介が考えた秘策とは一体。

大体は想像つくかもしれないけど。

亮介「倉持と御幸に後ろから近づいてさ……」

A「えぇ！？そんなの出来ませんって、無理です無理！」