【◇】群 青 エ ー ス . 7

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今までの相手とは明らかに違う強さを持ったピッチャーを相手に青道はどうぶつかるか、


精密機械を狂わせるために


3日後までに策を練る事が急務になった。









青心寮に戻ると早速始まった

クリスの分析を中心とした作戦会議。








クリスが注目したのは…







”正確無比なコントロール”









クリス「インハイからアウトロー、アウトハイからインロー…対角線を上手く使って打者の打つ気を逸らしてましたね」









考え抜かれた頭脳的な戦法をする

精密機械。

この投げ方では…









クリス「恐らく、真ん中あたりの甘い球はほとんど来ないでしょう」









甘い球は来ないと言ってもいい。

つまり打線に強い影響を与える。

対角線上に投げられるコントロールの効いたボールからは避けられない。









クリス「コーナーギリギリに投げられるボールに惑わされず、いかに自分のスイングができるかが攻略の鍵になりそうです」









中途半端なスイングは

相手投手に勢いを与えるだけ。

どんな球であろうとも振り切ることを忘れてはならない。









片岡「こういうクレバーな投手を揺さぶるには機動力とバント」



片岡「お前らの出塁が相手投手のプレッシャーになることは分かっているな？」









投手を揺さぶる役目を担うのは

倉持と亮介。

この2人にかかっている。








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本格的に夏の暑さが厳しくなりつつあるこの日

練習は早めに切り上げられることになった。









片岡「明日の試合に備えて今日はここまでだ」









理由は明日試合を控えているから。

心身共にしっかり整え

万全な状態で試合に望むためだろう。









片岡「試合開始は午前10時軽く体を動かし8時半までに球場に移動する」


片岡「明日も30℃を超えるようだ自主練は程々に、睡眠もしっかりとっておくように」









屋根のない球場で

ずっと戦い抜くのだ。

体調を万全に整えなければ試合どころの話ではなくなってしまう。









A(30℃って…もう聞くだけで暑いんだけど…)









監督が教えてくれた気温でますます今この外の暑さがさらに増した気がしてならない。




1番暑いのは動き回る選手だろうし

体調に気を遣うのもマネージャーの仕事だから油断禁物。

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