【◇】群 青 エ ー ス . 7

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栄純「ど、どう…した？」









席に帰ってきた瞬間

Aの顔を見ては怯える栄純。

そうなるのもおかしくない、だって今のAの顔はすっっごい怒ってるのだから。









栄純「なぁ春っち、やっぱ卵焼き食べたのがダメだったのか？そうなのか！？」



春市「いや…卵焼きひとつでAちゃんがここまで怒るとは思えないけど…」









そしてさっきから御幸の方を見ては

狼のように睨みつけてるし…。

これは栄純の卵焼きを食べたことが原因とは考えにくい。









A「許さない、御幸一也、お前を許さん」



春市「あー…栄純くん、これ栄純くんのせいじゃないみたいだよ」


栄純「おー！ならよかった！！怒りの矛先が全て御幸先輩に！！」


春市「これはこれで良くないけど…」








どうやら原因は御幸にあるようで。


というか御幸以外原因になることはほぼないだろう。


さっきのことをAは怒っているのだ。









御幸「そんなに怒んなって、シワができるぞ」


A「余計なお世話です、まだ15歳だし」


御幸「鳴に好きなだけやってもらえ」


A「意味わかんないし」







御幸のキス未遂事件。

あれはほんと危なかった。

あの時冷静になって御幸があと少しのところでキスをやめなかったら今頃…。









倉持「御幸、お前なにしてきたんだよ明らかに雛瀬がブチ切れてんじゃねーか」









普段そんなに怒らないAが

どっからどう見ても怒ってる。

本人はそんなことない！と主張するが雰囲気が普通じゃない。

少し動揺する部員が数名。








御幸「倉持くんにはまだ早いかな〜」


倉持「はい関節技決定」


御幸「やだー、いじめないで倉持くん」


倉持「いいからさっさと吐けやコラ」









ぼっちコンビ(Aが勝手に命名)は学校を飛び出しても相変わらずなようで。

御幸や栄純に対して厳しい倉持だがAには超がつくほど優しいので気にかけてくれてるのだろう。









御幸「あいつ、俺にキスされると思ってたらしくってさ」



倉持「お前……いっぺん死んどくか？」








倉持、ドン引き。

そして御幸を今度グラウンドに埋めてやろうと決心した。









御幸「落ち着けって、少し壁ドンして顔近づけただけだから大したことないだろ？」



倉持「いや大したことあるわ馬鹿野郎」

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