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御幸「俺の事嫌いなんじゃないの?」









不思議と2人の周りだけ

やけに静かに感じた。

実際はものすごく歓声とか人の声が絶えず聞こえてくるのだけれど。









A「それ、本気で思ってんの?」









嫌ってるわけじゃない。

そもそも本当に嫌いだったら顔も見たくないし会話もしたくない。

今もこうして一緒にいないだろう。









A「嫌いだったら応援なんてするわけない」









ただなんでか素直になれないだけで

そしてまだあの時のことが引っかかり2人とも気まずい雰囲気をずるずると引きずっている。

それだけ。









A「やっぱり自分がやってた場所だからかな、自然と目がそっちに行くんだよね」









もちろん選手みんなのことを応援してる。

でも

1番、大きく目を見開いて食い入るように見ているのはかつて自分もいた場所。









御幸「えー、俺のこと好きすぎかよお前〜!」


A「嫌いじゃないけどそういう所が嫌だって言ってんの!」


御幸「やっぱ……ツンデレか、最初から言えよそういうこと」


A「バカ」









なんだかんだ気持ちが1番分かるのは

捕手というポジションにいる人の気持ち。

まるで自分がそこにいるかのような、そんな気持ちに陥る。









御幸「もしもこのまま順当に決勝戦まで行ったら相手はどこだか分かってるか?」









ツーンと降谷と似たような態度をとるAに

少し声色が変わった御幸がまた話しかけた。









A「当然稲実、あのチームがどっかでずっこけるなんてありえない話だし」



御幸「その通り。ほぼ確実に稲実が勝ち上がってくるだろうな」








このまま次の対戦相手、そのまた次…といけば

確実に青道は稲実と対戦することとなる。

つまりは御幸と鳴の対決みたいなものだ。









A「稲実………」









御幸がちらっと隣を見ると

案の定見たことないくらい顔を真っ赤にしたAが。

きっと開会式の日のアレが頭の中に出てきて今から恥ずかしさに襲われてるのだろう。









御幸「あれ、もしかして鳴とのアレを思い出してる?」



A「ばばばばばば!!!!ばっ…バカ!!思い出してない!!絶対!!というか…してない!!」









少しからかってみればこの反応。

でもこの反応は御幸からしたら

そんなに面白くはない。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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藍こ(プロフ) - 御幸さん推しなので御幸さんとのイチャイチャ嬉しいです…ありがとうございます (2020年3月2日 12時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます!鳴とどうなるかは作者もわかりませんが今後楽しみにしてて欲しいです…!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 連載始まった頃からずっと読んでました!とても良い作品で毎回続きがとても気になっています!変化球で鳴くん落ち少し期待しちゃってます!これからも頑張ってください!!! (2020年2月24日 14時) (レス) id: 6247b36cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月22日 10時

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