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押し倒された、押し倒した

2人が理解したのはしばらくしてから。









鳴「一也は特別だけど俺は特別じゃないの?」



A「いや…特別っていうか…でも…1番特別なのは鳴だよ」


鳴「特別って?」


A「私と最初で最後に…バッテリーを組んでくれたし、今でもこうして気遣ってくれるの鳴しかいないよ」









顔を赤くして


目を逸らしたのは


俺だけ見てなよって言った鳴本人が先だった。









A「鳴がモテるのもわかる気がする、我儘なところがあるけど優しいもん」





鳴「……………あのさぁ、あー、もう…」









別に好きでモテているわけじゃない。


この高校でエースになって野球をしていれば注目を集め、女子が寄ってくる。


でも鳴は表面はアイドルみたいに接してるだけで実際正直どうだっていいのだ。


たくさんの女子から注目されるより

目の前の好きな子に振り向いて欲しいと思ってしまう。









女々しいかもしれない。

いつまでもあの頃の関係から進めない自分にイライラする。









A「鳴はなんでもうバッテリーを解消して…それに稲実の誘いを蹴った私にこんなに気遣って優しくしてくれるの?」









なんでって

そんなの答えは出ている。

でも…今は

伝えられない。









鳴「Aが俺の事を特別だって言ってくれるなら俺だってAのことは特別だよ」




鳴「俺はね」









好きだよって言って


どういう意味?って言われたら


誤魔化そう。


だって相手は鈍感だ。


ずっとずっと、好きなのに気が付かないから。









鳴「Aのことが好きで大切だからだよ」



A「好きって…それ…」



鳴「そっちの好きじゃないから!!」









今は言えない。

なんて言い訳何度したんだろうか。

でも今度こそ

ちゃんと向き合えた時に言おうと思っている。









あの時Aがきつくて辛い時期だったから言えなかったけれど

今度は言える気がしているから。

ただ今ではない。

だから…まだ青道の人達に譲るわけには行かない。









鳴「てか!!俺の投球練習見てた!?すごくなってたでしょ!!あの頃と比べ物にならないくらい!!」




A「え……あ、うん…」









まだ期待させないで。



ちゃんと



向き合えるまで。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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藍こ(プロフ) - 御幸さん推しなので御幸さんとのイチャイチャ嬉しいです…ありがとうございます (2020年3月2日 12時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます!鳴とどうなるかは作者もわかりませんが今後楽しみにしてて欲しいです…!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 連載始まった頃からずっと読んでました!とても良い作品で毎回続きがとても気になっています!変化球で鳴くん落ち少し期待しちゃってます!これからも頑張ってください!!! (2020年2月24日 14時) (レス) id: 6247b36cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月22日 10時

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