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いつも特別だった。


Aにとって鳴は初めて出来た1番信頼してる友達であり、一緒に戦いバッテリーを組む相手。


彼女が最初で最後に組んだのは成宮鳴、彼だけである。



鳴にとってのAはもちろん一緒に戦う大切なバッテリーだった。









でもその他に


特別な感情があるとすれば。









鳴「一也にもあげたの?」


A「うん、甘いの苦手っていうから結構時間かかってさ。お返しにオムライス作ってって約束した!」


鳴「へー」









あるとすれば

それはひとつしかなくて









鳴「もう、平気なの」


A「平気って…?」


鳴「野球見てて、辛くない?」









Aは野球を見るのが辛いと言った時期があった。

実際長野の中学で野球をまたやり始めるまでは少し期間が空いている。

そう簡単に空いた穴は塞がらなかった。









鳴「今お前が、Aが青道の野球部だったとしても俺はこの場所にいてくれるのは嬉しいけど」



鳴「ちゃんとそれで楽しいって、思えてるの?」









何も考えてない

なにも見ていない

そう思うけど

鳴はバカというわけでもないし、言うほど幼稚じゃない。

その対象が好きな子で大切なバッテリーを組んでた相手なら尚更。









A「うん、今は野球に関われてることすごい嬉しいし楽しいよ」









ふわっと笑う顔は

初めて会った時から変わらない。

その笑顔がかなり好きだけど

あまり褒めたことはない。









A「何も選手になることだけが野球の全てじゃないと思ってるし、今の私には私の持ってる力で支えるのが合ってると思う」




A「この道に戻ってきたことは後悔してない、また鳴に会えたし名前も顔も知らなかった人達と知り合いになれた」




A「結構…楽しいよ、マネージャーも」









本当は稲実に来て欲しかったけれど

来なくてよかったかもしれない、と鳴は感じたことがあった。

Aがいつも見てきた鳴は自分に自信を持って相手をねじ伏せていく”王様”だ。

でもここにいればそうじゃない、弱いところだって見せてしまう。









だから今となっては青道にいてよかったのかもしれない。


御幸と同じ高校っていうのは気に食わないらしいけれど。









鳴(久しぶりにちゃんと見た気がする)

鳴(Aの笑った顔って、こんなにかわいく見えたっけ?)

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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藍こ(プロフ) - 御幸さん推しなので御幸さんとのイチャイチャ嬉しいです…ありがとうございます (2020年3月2日 12時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます!鳴とどうなるかは作者もわかりませんが今後楽しみにしてて欲しいです…!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 連載始まった頃からずっと読んでました!とても良い作品で毎回続きがとても気になっています!変化球で鳴くん落ち少し期待しちゃってます!これからも頑張ってください!!! (2020年2月24日 14時) (レス) id: 6247b36cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月22日 10時

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