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ブルペンの目の前まで来たのに

なかなか入ろうとしないAと樹。

直接渡した方がいいよ!と必死に説得する樹と

でも…と考えるA。








そんな時









「何やってんの?そこに立たれると邪魔だからさっさと入ればいい」









背筋がピンとなるような

ちょっと怖い声が後ろから聞こえた。









A「うわっ、勝之くん」


白河「うわってなに、失礼なんだけど。」


A「あのー…入っても…鳴の邪魔になりませんかね?」


白河「そこにいる方が邪魔だし、Aにはさっさと成宮の期限を直して欲しい」









Aと白河はシニアの時にあったことがある。


お互い名前で呼び合うのはそういう理由があり


鳴も相手が白河だからか名前で呼ぶのも許しているのだとか。









樹「ここだけの話…鳴さんがあんなに本気なのはAちゃん来るって言ってからだから」




A「そうなんだ…じゃあ…」









鳴にバレないようにこっそりちびちび歩いてブルペン…練習場に入るA。


投げ終えた時に渡そう、と思い暫くは投球練習を見ておくことにした。









A(鳴の投球練習…何年ぶりだろう…いやまずこうやって目の前でちゃんと見るの久しぶりかも)








思わず前のめりになって

目の前の光景に食らいつくように見ていた。

降谷も栄純も入部したての頃と比べればとても上達したけれどやっぱり格が違うのだ。









A(すごいや……なんかもう、関東ナンバーワンサウスポーと呼ばれるだけはある)









フォームが違う

腕の振り方が違う

マウンドを踏む足の音が違う

踏み込みが違う

全て天地ほどの差があるのだ。









A(鳴ほど完成された投げ方をする人はやっぱり見た事がない)


A(全てにおいて完璧に近い…栄純とはまた違った強みのあるサウスポー)









足りないものが逆に分からない。

技術的不足はない…ように見える。

気持ちが乗ると投手は皆自分の最大の力を発揮できるというのは本当のことで

いつも鳴の投球がぶれる時はムキになったりした時…気持ちが追い込まれた時。









A(目線…目付きも違う)

A(あんな目をして投げる投手は…正直今の青道にはいない)









降谷とも、栄純とも違う。

迫力があって、ゾクッとする。

これが……関東ナンバーワンの実力。

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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藍こ(プロフ) - 御幸さん推しなので御幸さんとのイチャイチャ嬉しいです…ありがとうございます (2020年3月2日 12時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます!鳴とどうなるかは作者もわかりませんが今後楽しみにしてて欲しいです…!! (2020年2月25日 21時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 連載始まった頃からずっと読んでました!とても良い作品で毎回続きがとても気になっています!変化球で鳴くん落ち少し期待しちゃってます!これからも頑張ってください!!! (2020年2月24日 14時) (レス) id: 6247b36cfd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月22日 10時

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