【◇】群 青 エ ー ス . 6

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倉持「おい御幸、いつまでお前食堂にいるんだよ」






御幸が半強制的にAを食堂から追い出したあと倉持が入ってきた。







御幸「今自分の部屋に戻る」


倉持「そういや…なんか雛瀬がやけにテンション高かったんだけどよ…明日大雨でも降るかもしんねーな」


御幸「………あー、それ原因俺かも」


倉持「は？雛瀬がテンション高くなる原因がお前？」









オムライスを作ってくれる。

それがかなりAにとっては嬉しかったようで、倉持とすれ違ったAはにまにましてたそうだ。









御幸(やばい、早く部屋戻んねぇと…顔がずっとニヤけたまんま)









─ 大好きに決まってる


─ 一也の作るオムライスが食べたい









倉持「うっわ……お前こっち見んなよ、ニヤニヤして気持ち悪ぃ」



御幸「倉持くんモテないからって俺に八つ当たりしないで〜」



倉持「してねーよ！！お前…少し人より多く貰えるからって毎年調子乗んなよ！！」



御幸「今年そんなに貰ってねぇよ」








貰ったのは


たったひとつだけ。








御幸「1人にしか貰ってない」




倉持「は？1人？お前毎年食いきれねぇ量もらって来てんじゃ…」





御幸「アイツだけだよ、俺が貰ったのは」









ちょっと悩んでいたものが


ほんの少し、軽くなった気がした。









倉持「……………お前ら仲良いのか悪いのかハッキリしろ」



御幸「俺は仲良いと思ってるぜ、見てみろよこれ」








御幸が若干引き気味の倉持に差し出したのは

1枚のルーズリーフを切った切れ端。









倉持「おいおいおい、明日まじで大雨降るんじゃねぇのかこれ」




御幸「あいつツンデレだからしゃーねぇよ」



倉持「ツンが9割だろ」









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”キャプテンへ”




”いつもありがと”




”前にかっこ悪いって言ったけど”




”試合の時はかっこいいと思う”





”うざいけど…頼りにしてます”






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倉持「ニヤニヤすんなよ部屋でやれ」


御幸「ウザイって言われた」


倉持「いや、ほんとの事だろ」






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続編できました


【◇】群 青 エ ー ス . 7

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