【◇】群 青 エ ー ス . 6

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A「どんどん打って打って…狙い打て！！一也！！！！！」









他の応援をかき消す勢いのまさかの大声に応援しつつも驚く部員たち。








だってあのAが



御幸と話せばすぐツンツンするAが



御幸に向かってそんなことを叫んだのだから驚かないわけがない。









春乃「Aちゃん…かっこいい…」

貴子「もう仲良いんだか悪いんだか」









この声はしっかり御幸の耳に届いていた。









御幸「了解、お望み通り狙い打ってやるよ」









いいタイミングでヒッティングマーチに合わせて歌いながら

バットを振る御幸。








ピッチャーが投げた球は低め。








それさえもバットに当てに行く御幸の力。









A「いいぞ抜けたぁ！！！！」









サードランナーである哲が余裕のホームイン

一塁ランナーも脱三塁









栄純「おっしゃ！！ナイス先制！！」

春市「増子先輩ナイスラン！！」









この流れに応援席だけでなく
ベンチも盛り上がる。









純「御幸のやつ意地でもバックもっていきやがった…！！」


亮介「ま、ランナーいる時限定だけどね」









ランナーが塁に出てる時

それが御幸が打者として最高に輝ける時だ。








この結果に同じ学年の倉持は…








倉持(あの野郎狙ってやがったな…！！俺の空振りした球を…！！)








ムッと来ていた。









A「初球スクイズ…！！」








大きく流れが変わり打席にたったのは白州。

初級からスクイズで迎え打つ。

そこで増子がホームに帰ってきた。









A「2点目…！！ナイスです白州先輩！！」









青道の強みである最強打線。

その本領が発揮され始めた。









春乃「やったー！！」

A「すごいよ…！！もう嬉しすぎる！！」









普段はそんなにテンションが上がったところを見せないAがこんなにテンションを上げている。

それくらい今の青道の流れはいい。

それと多分色んなものが御幸を応援する時に吹っ切れたのだろう。









栄純「すげぇ…！！ランナーが次々と帰ってくる！！俺もこうしちゃおれん！！」









選手の活躍が刺激になったのか

栄純もやる気満々。








栄純「春っち！キャッチボール付き合ってくれ！」




春市「え？今日登板あるの？」




栄純「それはわからん！」

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