【◇】群 青 エ ー ス . 6

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試合の時は夢主のセリフが少なくなると思います。





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審判「ストライク！ツー！」









バットを振らずに

打ちずらいアンダースローの球を見送った倉持。

これでツーストライクに。









「おいおいらしくねーぞ倉持！」

「もっと積極的に行けよ！！」









らしくないプレーを続ける倉持にそんなヤジが飛び交う。









倉持(やっべぇ…追い込まれた、もうこれでクサいとこ見逃せねぇじゃん)


倉持(どういう投手か少しでもみんなに教えなきゃなんねぇのによ…！)









1番バッターの役目は塁に出て相手がどんな投手か教えること。

でもそれが今できないで珍しく苦戦している倉持。

完全に追い込まれた。









A(カーブにスライダー…あの投手やっぱりやな感じ、倉持先輩が苦戦してるなんて)









倉持はバットを投げ捨て

すぐに走って塁に出た。









倉持(チッ、カーブにスライダー…遅すぎてわかんねぇ！！)









結果はアウト。

いきなりの三振。









哲「ワンバンのボールを落ち着いて処理出来ているな」

純「ああ…」









この投手を攻略しなければ

青道は勝つことが出来ない。

なんとか策を練り直さなければ。









倉持「亮さんすみません」

亮介「あの変化球見れただけで充分だよ」









倉持の次に打席に入るのは亮介。


倉持のおかげで相手がどんな変化球を投げるのかは把握が出来た。


申し訳なさそうにする倉持に優しく言葉をかけると監督の方を見る。








監督が亮介に指示したのは…









”甘いコースだけを狙い打て”









甘いコースだけを正確に狙い打つこと。

監督がサインを送ると

ちゃんと伝わったのか亮介はニッと笑った。









御幸「おい降谷、一応キャッチボールしとくぞ」

栄純「俺もしといたほうがいいっすかね！！」


御幸「なんで？」









そろそろ出番を控えてる降谷。

ブルペンで肩を温め始めるタイミング。

準備を進める降谷を見て御幸は少し心配になった。









御幸(表情に出さねぇからわかんないけどコイツ…落ち着いてるのかそれとも緊張してんのか…)









いつもと変わらない様子に見える降谷だが

表情に出にくいから緊張してるのかそうじゃないのかわからない。

緊張しているのならその緊張で思ったプレーができない可能性が高い。

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