検索窓
今日:4 hit、昨日:17 hit、合計:157,205 hit

200 ページ5

.









やりたいことを


とことんやりつくす。









御幸「具体的に何がどうかってのは自分で気が付かないと意味無いから言わないけど〜」





A(いいこと言ってるのにそのニヤニヤした顔で全部壊したよこの人)









そうだ


自分のことは自分がよくわかってる


自分の弱さも強さも全部。


そして自分の気持ちも。









母さんを喜ばせるために頑張ったのもあるけど


勝ちたいって気持ちも


期待に応えたいって気持ちも


憧れの人みたいになりたいって気持ちも


このたった一つの捕手という座を譲りたくないって、見返してやろうって気持ちもあった。









御幸「自分のやりたいこととか自分の長所と短所が分かれば完璧だな」





A「長所と短所…」





御幸「お前ら2人してすぐ顔に出るからな〜」





A「鳴はともかく私は違う!」









お互い高いプライドがあり



譲らないバッテリー。



しかも2人ともすぐ顔に出る。









御幸「ま、お前はお前のやりたいことすりゃいいじゃん。見返してやれよ馬鹿にしてきたやつを」









モヤモヤしてた気持ちは


もう全然なかった。


清々しい晴れ空ようにスッキリした気持ち。


自分らしさってやつがようやくわかった気がした。









A「最初からそのつもりだよ、君も同じこと言うならそうするつもりだった」









初めて野球をした時の気持ちを


今一度思い出した。


野球を辞めた今だからわかるけれど


私にとって鳴と同じくらい御幸先輩…いや、一也の存在も大きい。








御幸「…………」







やっと笑ったAの顔を見て


やっぱりこのバッテリーは似たようなとこあるなぁ、と心の中で確信した。


自信に溢れたその笑顔と試合中のあの目付き。


似たもの同士が偶然にもバッテリーを組んでしまったわけだ。









御幸「へー…なんかお前どっか俺に似てる」




A「え…似てない似てない」




御幸「でもまずは俺に勝つことからだな」




A「うぐ…」←御幸(と向こうの投手)相手に手も足も出なかった人









でも結局は結論を言ってしまえば

私は一也に勝てなかった

認められたくて、自分なりに頑張っていたけれど。

私が唯一対抗心を燃やしていたのは後にも先にもたった1人だけだった。

201→←199



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちあき(プロフ) - ダイヤ様さん» 個人的に1年トリオが好きなので絡ませてます!これからもガンガン更新していきますね! (2020年2月18日 0時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ様 - ちあきさん» 243の話、かなり笑いました!!沢村の優しさと気遣いがいい…!1年トリオの反応も可愛い。更新を楽しみにしてます!! (2020年2月17日 23時) (レス) id: f3c6ebb892 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!嬉しいです…! (2020年2月16日 12時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 鳴くんの優しさにキュンキュンしました。素敵な作品ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 9時) (レス) id: ea774d1f7c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。