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栄純(トスバッティング200球にノックにランニング…朝飯前からこんなに飛ばすのかよ…)








朝練が終わり


食堂へ移動する部員達。


だがその足取りは重い。


特に1年トリオの。









あれからトスバッティング200球にノックにランニングに…朝からとにかくハードなのが合宿。


1年トリオはもう朝からくたくたの状態。









A(みんな朝からもうヘロヘロ…栄純はともかく降谷くんと春市くんが心配…)








栄純はどうせいつも疲れたとかなんとか言いつつ大声出したりと割と言葉の割には元気なので心配していないが


横を歩く春市や降谷のことがAは心配だった。


2人とも顔色が悪い。









春市「Aちゃんすごいね…僕達とは違うことしてるとはいえ栄純くんの相手するの…結構エネルギー使うでしょ…?」









少し顔色をみながら歩いていると

疲れを見せながらも春市がそんなことを聞いてきた。

普段から栄純に振り回されている春市だからこそAの大変さがよくわかる。









A「いやいや全然、選手のみんなと比べれば私なんて…まぁ…相手が馬鹿だと疲れちゃうけど…」








栄純の相手をすることなんて朝飯前。

最初はそれこそ栄純のテンションについていけなかったことがあったが今となっては全然問題ない。

みんなが頑張ってるハードな練習と比べたらかわいいものだ。









はぁ…とため息をつきながら2人して

ホント大変だよね…と言いたげに栄純の顔を見る。

この2人は苦労人だ。間違いなく。









栄純「なぬっ!?お、俺が、馬鹿だって!?」


降谷「本当のことだし…」









ワンテンポ遅れてAの馬鹿発言に反応を示した栄純。


こんな調子だがワンテンポ反応が遅れるということは結構疲れがあるのかも…?


そして地味に今まで黙ってた降谷がいつものつ〜んとした調子に戻っていた。









まだ合宿は始まったばかり。

これからもっとハードになるぞ!









金丸「最低でも丼3杯な、できてなかったら報告しろって先輩たちからのご達しだ」









と思ってたら食堂でいきなりハードにハードを極められた。

目の前には完全にお目付け役となった金丸が。









1年トリオは青ざめた顔をしながらも

黙ってもごもごと食べ進めた。

いや…全然進まない。

先が見えない。

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年1月22日 0時

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