【◇】群青エース . 2 (ページ18)

今日:3 hit、昨日:26 hit、合計:249,728 hit

66 ページ18

.

降谷「なにやってんの…Aちゃんから手を離してよ」

もぐもぐおにぎりを食べながらAの頭を撫でる栄純と、ちょっと恥ずかしそうにするAの後ろから

ちょっとバテた降谷が現れた。

降谷「Aちゃんのおにぎり……僕が食べるから食べないでくれる？」

来た途端栄純の腕を掴んで

そんなことを言い出した。

栄純「降谷！！別にお前のものじゃねぇだろ！！」

降谷「もう食べないでくれる？なくなるから」

栄純「これは渡さん！！」

降谷「僕のおにぎり……！！」

そして始まった謎のAのおにぎり争奪戦。

こんなに元気があるならもっと追い込み練習できるだろうに…。

春市「あーあ、始まっちゃった…なんか最近この2人何かと張り合ってるんだよね」

A「でも…仲いい感じに見えるけど？」

春市「えぇ……？AちゃんもAちゃんだよほんとに…」

Aがきっかけで今奪い合いが起きてんのに

なんて能天気なんだろうと春市は呆れた。

いや、Aだけじゃなく

おにぎりを奪い合ってる降谷と栄純にも呆れる。

A「そういえば…やっぱり合宿だから練習もハードなの？」

春市「え？あー…うん、確かにちょっといやかなりいつもより厳しめかな、全然ついていけなくって」

A「そっか…これがあと何日も…」

春市「でもこれ乗り越えたらきっと今よりもっと体力ついてるだろうし頑張らなきゃ！」

話を聞くだけでげっそりしちゃうような練習メニュー。

辛いとかいいつつもちゃんと春市はついていってるし春市も春市ですごい。

A「私でよければ体痛む前にマッサージとかするからさ…無理だけはダメだよ、下手したら肉離れとかなるから…」

春市「ほ、ほんと！？いや…でも僕男だし、Aちゃん嫌じゃない？マネージャーの仕事もあるし…」

A「全然！春市くんさえ良ければいつでも言って！これも仕事のひとつだし！」

何処をどうほぐせばいいのか

最低限のマッサージの知識は得ているつもり。

腕前も自信がある。(多分…。)

マネージャーになったからには恥ずかしがってちゃダメだ。

春市「う〜ん…じゃあ…練習終わったらお願いしようかな」

A「うん！了解！」