千日紅を咲かせましょう【灰谷蘭】

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Aside
あれ？私なんでベットで寝てるの？そういえば何があったんだっけ？教室から走って出てきて、家に着いたら蘭さん達がいて、蘭さん帰ろうとした時に私が蘭さんの腕を掴んで泣き出したんだ。なんで蘭さんに助けを求めたんだろう。竜胆さんでも良かったのに、なんで蘭さんなの？自分の気持ちと無意識に思っている事が違う。その無意識な自分は何を考えてるの？もう分かんないよ。

なんだか眩しいと思ったらシャッターが開いていた。駄目。見られてるかも。閉めなきゃ。ビクビクしながら窓に近づいていく、その時。コンコンと部屋のドアをノックされた。凄くびっくりした。誰だと思いドアを開けてみる。ニィだった。

　『ぁ……。なに？』

　「わり、起こしたか？」

寝起きだと思ったのか謝ってくれるところは本当に優しいなと思った。

　『ううん。さっき起きたところ。どうしたの？』

　「飯、出来たから食べるんだったら起こそうと思ってたから。飯たべる？」

　『うん。食べる。』

リビングに行くとにーにがいなかった。ニィがいうには今日は菫さんとディナーを食べに行っているらしい。おじいちゃんは夜の稽古を見ている。から今日は私達４人でご飯を食べなくてはいけない。なんか嫌だな。

　「A？大丈夫か？」

　『うん、多分疲れすぎただけだから気にしないで。』

そう。疲れすぎただけ。疲れすぎて頭がおかしくなっただけ。大丈夫。私は蘭さんなんてなんの未練もないよ。ご飯を食べ終わり、直ぐに自分の部屋に逃げる。明日も学校に行けば写真が置いてあるかもしれないという不安と恐怖。誰か助けてほしいよ。怖くて怖くて、布団を被ってそのまま寝てしまっていた。


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13のお話少しだけ追加しました。
涼音ちゃんがイザナくんのこと大好きって描写を追加しました。なんでこんなにもオリジナルキャラクターをくっつけたがるのか自分でもわかりません……。

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