【歌い手】本性、バレちゃいました。

０２７ ページ29

『てれれってって〜ててれってて〜てーてっ、てっ、てってれれれれれてんっ』←



はい、どうも皆さん。


よく分かんないままよく分かんないテンションでキュー○ー 三分クッキングの歌を歌っておりますたAです。









……うん。

私はね？もうここまで来たら人生諦めも大事かなって思ってるの。諦めたよ。考えることは。









……いやだってまふまふさんと二人だぜ？

どんな人か知らんけど。けどさ！？









……顔も出してないんだよ？天月さん×100の警戒体勢でしょあれは。









もし会ったりでもしたら最悪だよ？

バイオハザードのラストのめっちゃ難しいシーンで死にかけの時にトリップして主人公の立場になったのと同じくらい最悪。









何より今、ここにはそらるさんと言う名のまふまふ専属ガードマンがいらっしゃらない。由々しき事態だ。









おいそこ、フラグとかいうな。


そういうこと言うからフラグ回収されちゃうんだぞ？『まふまふと会っちゃうフラグ』的名前のフラグが回収されちゃうんだぞ(？)









『ふんふふ〜ん』



三分クッキングどころかオリジナルの鼻歌を歌いながら、適当野菜痛め(誤字)を皿に盛りつける。



炒めてないからね。



イライラのあまり野菜をも痛めつけちゃったから私。


……などと、まあしょうもない話を頭の中で繰り広げていたわけなんだが。









ガチャリ、









不意になったドアが開く音。









ゆっくり後ろを振り向くと。









『こっ、こんにちは……？』


「………」









まふまふさんと思わしき人物(フラグ回収)

※しかしこちらを睨んでいる









「………………ﾁｯ」←


『……えっ』









何 や こ い つ



可愛い顔して舌打ちしやがって……！



熱されたフライパンで殴りたくなる衝動を必死に抑えながら私は怒りに震えるのでした。









ま「………っ」


*

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