【story 28】 ページ30
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??「まったく、貴方もやっかいな人魚を拾ってきたものですね。、」
??「たまたま人攫いに捕まりそうな所を見かけたので助けたまでです。それよりも気になることがあったので…」
??「ふぅ〜ん。ジェイドが興味持つなんて珍しいねェ。」
暗闇の中で誰かの話し声が聞こえる…
パチりと目を開けるとAの視界にはさっきと同じ部屋、そしてまた頭の後ろに手首がまわされ、手首が動かせないくらい厳重に手錠が施されていた。
無意識にガチャガチャッと金属が擦れる音が響いた。
??「おや、目が覚めたようですね。」
じっと覗き込むように目に入り込んできた帽子をかぶった3人組。
1人はメガネをかけたいかにもインテリ系の真面目そうな人。
あとの2人は………双子??
『…あなた達は一体、。……この部屋から出たはずなのにどうして、、』
??「あぁ。それに関しては、さっき貴女が勝手に逃げないように手錠と部屋に鍵を閉め、そして眠っている間に遅効性の睡眠薬を飲んで貰いました。人魚なので歩くことも出来ないと思っていましたが…。」
ニコニコとしながらつり目の男が答えた
??「あなたは珊瑚の海で無防備に寝ていて商人に捕まりそうな所をジェイドが助けて差し上げたんですよ。」
『…そうだったんですね!助けて頂きありがとうございます、。』
??「よかったねェ〜小エビちゃん。ジェイドが助けてなかったら今頃売られてたよ。」
はははっとゲラゲラとタレ目の男が笑った
『小エビってもしかして僕のこと?』
??「あたりまえじゃん。」
だがその笑いも一瞬で止まり
急にシーーーンと静かになりゾクリと胸騒ぎがした
さてと、
その一言でニコニコと笑っていた男の
オッドアイがらこちらを覗くのだった。
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作者名:ぱお | 作成日時:2020年6月25日 0時