【story 27(遭遇ヤクザ集団)】 ページ29
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________________パチッ
『……あれ、ここ。……どこ?』
気がつくと珊瑚の海ではなく
Aの目の前には、広いバスタブに海水が張られ、
紫と青が特徴的な綺麗な内装の部屋にベットが2つ。
そして、
両手首が頭の上にまわされ手錠がされていた。
『…おーーーっと、まじか。見事に手が動かない。』
内心これ捕まっちゃったやつかも?え??っと
パニック状態の中、もう笑うしか無いな。
さっきのシリアスムードぶち壊し待ったナシ←
青ざめるようにAが笑うと、何かを思いついたかのようにハッと目を開いた。
『確か、魚の関節は人間よりも複雑ではないって聞いたことがあるようなないような、。。』
片手だけでも外せれば出られる、、。
それに寝ている間に手錠させて置いておく奴なんて
ヤバすぎる←
『途中で痛くなったら…辞めよ。』
大きく深呼吸をした後、関節を無理やり外し左手首だけ捻じるように動かす
バキバキバキっと関節を外れる音に目を瞑った。
『外れた!!けど、、めっちゃ手が痛い』
最悪クロちゃんに治癒魔法かけてもらえると
いいな、、泣
急いで、バスタブから起き上がり、
学園長から貰った魔法道具(←いつの間に)で、
瞬時に服を着せられ
急いで部屋を出るが
ガチャガチャと動くだけで扉が開かない。
『そう来るよねーーーーー…だがしかし』
床に落ちていたクリップを拾い上げ形を調えて
扉に耳を当てながらガチャガチャと手馴れた手つきで
鍵穴をいじり
ガチャッと言う音とともに
ふぅ。と息をもらすと扉を開け、部屋を出た。
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作者名:ぱお | 作成日時:2020年6月25日 0時