【story 23】 ページ25
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調理室に着くとヘトヘトな顔をしたエースとデュース、グリムとトレイ先輩の姿が見えた。
『おー、やってるやってる。』
案の定タルト作りに励んでいて内心笑いながらも、
エースにグリム見ててくれてありがとうと一言いい、
僕にもお手伝い出来ることありますか?とAはトレイに聞いた。
トレイ「ありがとう、助かるよ。じゃあそこの生クリームに砂糖入れて6部立てに泡立ててくれるか?」
はい。と返事をすると
Aは手早く手を洗い、近く置いてあったエプロンを腰に巻いて、流れるような動作で生クリームを泡立て始めた。
トレイ「おお、…手つきがいいな。お菓子作り好きなのか?」
『はい。結構なんでも作りますよ、。トレイ先輩も得意なんですね。』
トレイ「実家がケーキ屋なんだ。」
ケーキ食べ放題ですね。と嬉しそうにAが言うとまあなとトレイも恥ずかしそうに返す。
_________20分後
トレイ「よし、最後に粉砂糖をふりかけてっと…」
完成〜!!っという歓声と共に倒れ込むえーデュースとグリム。
ケイト「おつおつ♪おっ、タルト完成した?デコレーションかわいーね!マジカメ映え〜ってカンジ♪1枚撮らせて。」
カシャッという音とともに、エースがあんた今さら何しに来たんだよっと声をかけるとめちゃくちゃ疲れた顔してるじゃんと返した。
トレイ「疲れたときには甘いものだ。出来たてのマロンタルトを召し上がれ。」
手際よく目の前に並べられたタルトに目を輝かせ、
やったーー!という声と共に食べ始めた。
食べた瞬間にヤバっと言いながら感動して口をおさえるエースとデュース
グリムのも無我夢中でパクパク口に入れている。
『んー!ちょうどいい甘さと栗の風味が深くて美味しいですね!』
Aも幸せそうなら顔を浮かべた。
あっという間に食べ終わり、
ケイトからの明日のなんでもない日には送れないようにと声をかけられ、わかりましたと答えペコりと頭を下げてその場を後にした。
___________オンボロ寮。
『あ、エースとデュースも今晩泊まるの忘れてたけど、寝る所どうしよう??』
グリム「談話室のソファなら壊れてるんだぞ?」
『んーーじゃあ、みんなでベットで寝るしかないか。』
エース・デュース「え!?」
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作者名:ぱお | 作成日時:2020年6月25日 0時