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朝ごはんを、庭に持って来るよう頼んだ。
ボクは、バラ園を見ながら朝ごはんを食べるのが日課なんだ。
雨の日や冬はさすがに家の中だけど。
それ以外なら、大体庭。
「はぁ」
庭にある、子供用の丸いテーブルに合わせたオシャレな椅子に腰掛け、ため息を着いた。
その時、後ろの方から、ガサガサと音が聞こえてきた。
え、もう来たの？？
「あ…。カラ松姫だ。」
やっぱり。
「おそ松王子？？また抜け出してきたの？」
「違うよ。チョロ松にここから入るよう言われたんだ。あ、抜けない。」
バラのトゲに引っかかったのだろう、おそ松王子はもがいていた。
「おそ松、早くしろよ」
「抜けないんだよ！カラ松姫、引っ張ってぇ！(汗)」
「はぁ…。」
情けない。
チョロ松にまんまと騙されてら。
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作者名：青葉さき | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/
作成日時：2020年4月25日 18時
