▽ / snr ページ6
悪意はなかったとはいえ、自分不在の場であんなこと言われて良い気分なハズがない。なのに、まるで何事もなかったかのように振る舞う態度にこちらが先に音を上げた。
俺の言葉にきょとんとする彼女。まさか聞こえてなかったことないやろ？
「さっきの…って、��合わない��みたいな話…？」
ほら。めちゃめちゃ聞こえてるやん。
「気、悪……？別に………。素直な感想…ですよね？」
悪口だと思わなかったので、大丈夫です。
私がノロいから、テキパキしてる人が「タイプ違う」って思うのは、当然だと思いますし…。
顎に手を当て考えるようなそぶりを見せながら言う。ピッタリくる言葉を探すかのよう。
「私、センラさんとちゃんとお話したことなかったですし、」
「そう、ですね」
「話してみたら、意外と仲良くできたり…しないかなって」
ワンチャン？みたいな…？
その時、向かいに座る二人が吹き出した。
「わんwチャン…ww」
「はーwwセンラが戸惑ってんのおもろw」
いやまあ見えとった。ずーーーっと笑い堪えとんのが。
何で笑うの？と眉を下げるAさんに、「お前ホント、強いよなw話すの得意じゃないのに最初自分から行けんの」とうらたんが楽しそうに返す。
「だって私、第一印象良くないのわかってるもん。
仲良くなりたい人には、自分から話しかけにいかなきゃ」
………なるほど。儚げで、一見仲の良い周囲の人間に守られているように見える彼女は、存外自力で奮闘しているらしい。
そらるさんが頬杖をついたまま、「ね。��頑張ってる��し、��ポジティブ��でしょ？」と口角を上げた。俺の友達おもろいだろと言わんばかりに、どこか誇らしげだ。
(____たしかに、)
営業経験もあり、観察眼には長けている方やと思う。しかしこと早見 Aという人間に関しては、見ているだけじゃ掴みきれない部分が多いらしい。
「センラさん、…困って、ますか？」
「え！困ってへんよ、全然」
心なしか肩を落とした様子で伺ってくる彼女に、反射的に否定の返事をする。正直最初は戸惑っていたし、この歳になって面と向かって「仲良くなりたい」と言われるのに照れ臭さはあったけど。
「…とりあえず、なんか飲む？」
彼女は手ぶらでこちらの卓へやってきた。せっかくこういう場で仲を深めるなら、お供があった方がいいやろ。
そんな思いでメニューを見せると、彼女の大きな目が少しだけ弧を描き、唇が綻んだ。
(、、、これはあざといわ)
ひとまず彼女に関する追加情報。
普段あまり表情の変わらない彼女の、一瞬かつ不意な笑顔は、正直あざとい。
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シオン - そ、そうだったんですね！続きが読めてとてもハッピーです！これからも幸せな2人のやりとりをひっそりと楽しませていただきます！ (2023年2月3日 19時) (
レス) @page46 id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
なん(プロフ) - 更新めちゃくちゃうれしい！くっついた2人がこれからどうなるのか楽しみです！！ (2023年1月31日 12時) (レス) @page46 id: 30f41c462b (このIDを非表示/違反報告)
ありぃ(プロフ) - (///◇///)ﾄﾞｷﾄﾞｷ (2023年1月30日 9時) (レス) @page46 id: a7d68907fb (このIDを非表示/違反報告)
打楽器(プロフ) - シオンさん» お久しぶりですすみませんでしたぁ(スライディング土下座)！！！ちょーっとプライベートが繁忙しておりました…うう………😭終わってないです！終わる時はあとがきまで書く所存なので！紛らわしくてすみません💦 (2023年1月29日 12時) (レス) id: fbabe361fc (このIDを非表示/違反報告)
シオン - ハッピーエンド？終わった、のでしょうか？（毎回トキメキ溢れ技させていただいてます）仕事終わりの娯楽の一つです、うまうま (2023年1月25日 20時) (レス) id: 3ff5e2db98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：打楽器 | 作成日時：2022年9月19日 10時
