私はあなたが好きなんだけど！【zm】 (ページ10)

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ゾム視点ページ10

「だから！ゾム君が好きなの！」

そう言われ出ていく彼女の背中を見つめる。

まじか………。まさか。
両思いだったなんて。思わなかった。
実をいうと友人から彼女、森澤Aのことを好きだから色々教えてほしいと言われて協力していたが、いつの間にか自分も彼女に惹かれて。
友人にそれを伝えたら、じゃあ競争な！と言われたが。
まさか。俺のことが好きとか！！

ゾム「まじかぁぁーー。まじかぁ！！！」

超嬉しい。え、これ付き合っても許されるやつよね？とりあえず部活が終わったら思いを伝えよう。
俺も好きだよって。

友人よすまない。

今の俺はるんるんだった。バスケ部に助っ人で呼ばれていたから顔をだし、今までにないくらい点数を稼いだ。チーノにさすがっすゾム先輩！！と言われた。

写真部の友達がきて、写真を撮ってくれた。めっちゃピースしたらにこにことしながらピースを返してくれた。

まだかな。早く思いを伝えたいな。

部活終了時間までの時間。そわそわして落ち着かなかった。