NARUTO"最後の約束と一雫の奇跡"

第２５話 接戦 ページ25

ナルト「はあはあ…。た、助かった…」

カカシ「だから右って言ったのに」

ナルト「言うのが遅ぇよ!!」

サクラ「？…しっ、誰か来る」

ナルト「？」


前の茂みが揺れて、金髪と赤い髪の二人が現れた。


カカシ「…！暁！」

デイダラ「やっぱり木の葉の忍か、うん」

サソリ「やれやれ騒がしい奴だな」

ナルト「暁!?あっ…！」


ナルトは前に出て言った。


ナルト「お前ら、暁だよな？なら、Aって奴知ってるだろ!?」

デイダラ「！」

サソリ「…Aのことを知ってるのか」

サクラ「Aはどこにいるの!?」

デイダラ「さあな。うん。仲間の居場所をそう簡単に吐く奴普通はいねーだろ？」

ナルト「仲間…？」

サソリ「Aは暁のメンバー…オレたちの同胞だ」

カカシ「!?なんだと…!?」

デイダラ「それによ、Aはお前らなんかに興味はねーよ、うん」

サクラ「サスケくん…ね」

サソリ「そうだ。あのうちは一族の小僧絡みだ」

ナルト「Aもサスケも木の葉に連れ戻す！お前らを倒してAの居場所を吐いてもらう！」

デイダラ「威勢がいいのはいいが…」

サソリ「周りにも目を向けることだな」

サクラ「え？」


瞬間、頭上から大量の起爆粘土が降りかかってきた。


カカシ「ナルト！サクラ！」

ナルト「！おう！」

サクラ「はいっ！」


一斉にその場から離れた。


サソリ「…さて、こいつを使うか」


サソリは巻物を一つ取り出し、三代目風影を引き出す。


サソリ「砂鉄界法」

ナルト「なっ…！」


一瞬にして、森林が吹き飛んだ。


サクラ「ナルトッ！」

デイダラ「他人の心配してる場合か？うん」

カカシ「サクラッ！」


◇◇◇


A「…」

ペイン「九尾の人柱力を今、サソリたちに任せた。お前たちも他の人柱力を狙え」

小南「命令？」

ペイン「行ってください(泣」

ゼツ「ボクは情報収集に」
『面倒ダガナ…』

トビ「先輩〜〜！ボクも行きますよ〜〜！」

鬼鮫「イタチさん、行きますよ」

イタチ「…ああ」


◇◇◇


水月「サスケ〜、歩くの早いよ」

香燐「いちいちうるせぇ奴だな」

重吾「…」

サスケ「口を動かす暇があったら早く歩け」


サスケは前をどんどん進んでいく。


水月「なにをそんなに急ぐ必要があるんだろう」

香燐「…」

重吾「…」


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