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わちゃわちゃと体育館まで進むと、我らが会長天月様がすでに生徒会席に大人しく座っていた


いや真面目かよ


そうじゃんアイツ実は真面目じゃん



私はれをに暫しの別れを告げて

たたっと天月へ近づく

『あっまのくーん』

「あっ Aおはよ〜」

後ろから声をかけると クルッと振り返って挨拶してくれる イケメン。

『はよっすはよっす。

今日も輝いてるね〜 頭のあたり』


照明の光を浴びて 尚ピカピカ〜 なんちって


「あはは今日もそのよく回る口輝いてるね」

『あーんこういうこと言っても殴ってこない天野君大好き!!』

どっかの誰かさんはすーぐ成敗食らわせてくるのに!

愛おしくなってついつい抱きしめる

「うわっ ちょっと!また会長と副会長が付き合ってるって噂たっちゃうじゃん!」


んあ?何それ?



『え そんな噂立ってたの? じゃあ今度から

“私の敵(彼氏)は真冬でーす”

ってプラカードつけて抱きつくわ』


( )の中と外の表記は間違いじゃないんやで

残念ながら事実なんやで!!


「なんかAが悪女みたいになりそうだね」


『え〜もう面倒だな

ハグは私なりのスキンシップなのに!

30秒ハグで1日のストレスの1/3が解消されるんだ

よ!? 偉大じゃない!?』


私が 身振り手振りで説明すると

天月は 呆れたように私を引き剥がした

まるでマジックテープのように、ビリビリと。


「はいはい それは まふ君にやってあげてね」


『あーそりゃダメだ 10秒ごとに3日分のストレス溜

まってく…ん?30秒で約1週間分のストレスだと!?

やってられっか まふのばかやろう!!』


やばくない?1分で2週間以上だよ?


「まふ君ことごとく可哀想」

『だよね、私もそう思う』


私が男なら彼女にこんな扱い受けたくないもん!


ただ 私が彼女だったらこう言うこともあるさ

仕方ない!


「てか まふ君ダメなのに僕ならいいの?」

『え?うん』


苦笑いで問う天月に即答する私。

いや癒しでしかないもん。ウェルカムよ。

「…」

『え?待って 聞いといて反応しなくなるのやめて?

反応してよ?いいね?おーい あっまのくーん!!』


私が叫んだ途端 ざわざわしてた体育館が

やけに静かなことに気づいた。


ほう。

ちらりと時計に目をやる。8:13だ。

朝会は8:10から。


何も言わず かちゃっとマイクのスイッチを入れる


『…みんな朝から私の叫び声聞こえて幸せだね!!

きりーつ!おはようございまーす!!


誰か言えよな!

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厨二腐女子 - 流石リア充。非リアには到底できないことをやってのけている。 (2019年11月3日 8時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
あづめ.(プロフ) - スイさん» わわわ 反応早すぎて感動しました!w いつもと違う2人を書きたくて そしたら楽しくなって続編一発目でドカンと入りましたwwありがとうございました! (2017年10月1日 1時) (レス) id: e514ebc5e0 (このIDを非表示/違反報告)
スイ(プロフ) - 続編おめでとうございます!うわぉ、がっつり書いてくださってる!! ありがとうございます(〃ω〃) 照れる夢主ちゃんと複雑そうなまふさんとか最高ですよね(クソ) 更新待ってます! (2017年10月1日 0時) (レス) id: 77c9f3f671 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あづめ. | 作成日時:2017年9月30日 23時

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