【ボカロ】主人×メイド【歌手音ピコ】

４５…裏口 ページ45

「これよりブーケトスを行います。新婦、A、お願いします」


貴「はい」






うわぁああっ





Aがブーケを投げる。

同時に会場に来ていた女性達が騒ぐ。

ブーケトス、それは新婦のブーケを受け取れば幸せが訪れるみたいなジンクス。





貴「あっ」




Aの目が変わった



貴「め、メイコさんっ！」




ブーケを受け取ったのはメイコさんだったらしい。






「それでは、新郎新婦が退場します」





大きな拍手が会場を包む。




自分が拍手されるってこんなに気分がいいんだｗｗ




スポットライトに照らされ、入ってきた出入り口へと向かう。









―――――



貴「ふう、終わったね…」


ピ「そうだね。ん…終わったって事は…」


貴「！？///」


ピ「もう夫婦だね///歌手音A」


貴「そう、だね…//私、苗字が歌手音になったんだ///」


ピ「これからが楽しみだな///」


貴「うん。これから何しようか？///」


ピ「まずは子作りでしょ？」


貴「まだ早いって//だって私、まだ１３だよ！？///」


ピ「ボクは１４だよ」


貴「いやいや、男子の歳は関係なくない？」


ピ「じゃあどうしてこんな年で結婚できたんだろうね？」


貴「こっちの事情じゃないかな？」


ピ「じゃあアレもこっちの事情でいいじゃん？」


貴「あー、もう分かった///結婚初夜のしきたりとかあるし、べっ、別にいいよ///」


ピ「ん…A、記念撮影だって」


貴「あ、そうだね。いこ？///」


ピ「ここはボクがエスコートしなきゃ。ね？」


貴「うん///」


ピ「ボクは白馬の王子なんでしょ？」


貴「そうだよ、ピコ王子///」


ピ「A姫、行きましょう」


貴「はい///」








結構このセリフ照れ臭いかも///

Aに手を差し伸べる。

ボクの手をつかみ記念撮影の会場へ行く。






「歌手音ピコ」

「歌手音A」



もうカレカノなんて言う浅はかな関係じゃなくなった。

嬉しいようなちょっと名残惜しいというか。






これからはずっと一緒にいれる。


誰にも邪魔をされずに…

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