44…最終決戦 ページ44
はぁ…やっとここまで来た。
このタキシード、ミキのために着るんじゃないんだけど。
指輪の交換をしてしまった。
いつ用意したんだか知らないけど、ミキが「これよろしくねぇ〜」って言ってたやつ。
「新郎ピコ、新婦ミキの結婚に意義があるもの…」
「異議あり!」
「貴方は…」
カ「私はボーカリア帝国国王、カイト。そのもの達の結婚は先日破棄されました」
「破棄書はどこにあるのですか?」
メ「私はボーカリア帝国女王メイコ。婚約破棄所は私が使いの者に…」
「これでございます」
「…。この者達の婚約破棄所、拝見いたしました。今の意見に反対のあるものは…」
・・・
やっぱりすげえな。
「ボーカリア帝国」って名前出しただけで皆の目の色が変わった。
すごい権力をもった大帝国。
「それでは新郎ピコ、新婦ミキお結婚をこの場で破棄いたします」
誰も異議なしでこの婚約はカイトさんとメイコさんの手によって破棄された。
「それでは、この結婚s…(カ「お待ちください」 何でしょう?」
カ「この結婚式、ピコの婚約相手を変えていただけますか?」
「と、言いますと…?」
メ「私達の方から相手を…入ってきなさい」
ギィィ
扉が開く。
そこから入ってきたのは、勇馬と…白いウエディングドレスを身にまとったA。
「その者の名は?」
貴「わたくしの名はA。ボーカリア帝国国王様、嬢様の令によりピコ様の相手となるもので ございます」
「分かりました。壇上に上がりなさい、A」
貴「はい」
勇「行くぞ」
勇馬がAの手を取りまっすぐここに向かってくる。
ちょっとこの光景には嫌気がさすな…。
「これより、新郎ピコ、新婦Aが番(つがい)となる式を開式いたします」
どうしてただ結婚をするってだけなのにこんな時間をとるんだろうね?
ああ、やっと指輪交換。
ボク達は月長石(げっちょうせき)と言うムーンストーンの入った指輪を買った。
この石は恋人たちの石と呼ばれている。
ボクはAに、Aはボクの左手薬指にはめる。
・・・
「それでは誓いのキスを…」
Aのベールをよける。
真っ赤な顔をした名前の素顔がそこにいた。
貴「大好き///」
ピ「ずっと…」
チュッ
「結婚が成立しました」
―――大きい拍手が会場を包んだ
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シフォン - ぴこおおお!!!とっても感動しました!!続編期待してます!!!!というかやってくださいおねがいします!! (2015年4月19日 12時) (レス) id: e57fc26825 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆりにゃん(`・∀・´)(プロフ) - 面白い!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ (2014年10月21日 20時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡音アレン | 作成日時:2014年8月15日 12時