42…知りたいんだ ページ42
昨日から本を読むのになんかはまった。
ずっと読んでいたら時刻は12時。そんな時、ドアをノックする音が聞こえた。
ピ「誰?」
貴「あ、私」
ピ「もうお昼?」
貴「そうなんだけど、昼ごはん、そっち持っていこうか?」
ピ「いや、いいよ」
貴「部屋…入っていい?」
ピ「どうぞ」
貴「ここって、図書館みたいだね」
ピ「でしょ?父さんが本大好きでさ。世界中の本を集めてたんだよね」
貴「そっか。私は…」
Aの表情が変わった。
いつもは見せない暗い顔。
きっと思い出したんだ。事故で亡くなったって言う両親の事。
ピ「思い出したでしょ…?」
貴「え、何が?」
ピ「両親の事」
貴「うん、ちょっとね」
ピ「話してくんないかな?苦しいのは分かってるんだけどさ、一生繋がれた関係になる以上(名 前)の事をよく知りたい」
貴「うん。そうだね。いつか話さなきゃ名とは思ってたんだ」
ピ「…」
貴「私ね、生まれた時にお母さんが外に連れてってくれたんだ。お父さんも一緒に来てくれたの。
その時に車が来てね、はねられちゃったんだ。私をお父さんとお母さんがかばってくれた」
ピ「そっか…」
貴「で、お父さんとお母さんをはねた車に乗ってた人、それば私のメイド学校の先生、私をこの屋 敷に派遣した人だったの」
ピ「その人に拾われたの?」
貴「まあ、そう言うことになるね」
ピ「Aは悲しくないの?」
貴「先生に聞いた時はすごく悲しかった。でも今は悲しくないよ。だって…」
ピ「…?」
貴「だって、今はピコと一緒にいられるもん///それに、お友達もできた」
ピ「ずっと気になってたんだ」
貴「何が?」
ピ「まだ早い話かもしれないんだけど…僕ってAを心から幸せに出来てる?」
貴「気になるまでもないと思うよ」
ピ「えっ」
貴「私、夢みたいな結婚もできるし、白馬の王子様が来てくれたから///」
ピ「白馬の王子様って…ボクの事!?//」
貴「他に誰がいる?///」
ピ「Aとお似合いの奴なんて、ボク以外いる訳ないだろ?///」
貴「そのとーり///」
ピ「昼食ぐらい外行く?」
貴「勇馬君は…?」
ピ「勇馬がどうかしたのか?」
貴「えーっと、釣った魚をって言って食べたら軽い食中毒…」
ピ「ごしゅーしょーさま」
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シフォン - ぴこおおお!!!とっても感動しました!!続編期待してます!!!!というかやってくださいおねがいします!! (2015年4月19日 12時) (レス) id: e57fc26825 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆりにゃん(`・∀・´)(プロフ) - 面白い!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ (2014年10月21日 20時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡音アレン | 作成日時:2014年8月15日 12時