24…ヤキモチ ページ24
お父様とお母様は新たな貿易についての資料をかたずけたりサインをするので忙しいらしい。
暇だから庭に出た。
最近の庭師、木より花の方が好きなのか…。
あ、珍しい青いバラか…。
たくさんあるから珍しいのか何なのか感覚が狂うな…。
…ん?
あそこにいるのは…
勇「Aっ!」
貴「あ、勇馬様!」
花畑の中にいたのはAだった。
貴「先ほどは申し訳ありませんでした」
勇「あ、ああ、あのお茶のことね。もう大丈夫だよ。むしろ感謝しているよ」
貴「え、何故ですか?」
勇「俺ね、あの服、あまり好きなデザインじゃないんだ」
貴「そうですか…。そうでしたら…」
勇「ところで…ピコは一緒じゃないのかい?」
貴「ピコ様…」
勇「どうかした?」
貴「い、いえっ、ピコ様はお疲れになったようで…お休みになっています」
勇「そうか。ま、なれない言葉使ったら疲れるよな」
貴「あの…ピコ様の様子が…おかしいんです」
勇「何がおかしいの…?」
貴「その…私、ピコ様に避けられているような気がするんです…」
避けてる…ねぇ。
もしかしたらあの時かもしれない。
勇「それって俺にお茶をこぼしちゃってから?」
貴「はい。そうなんです」
勇「ん〜、どうしたんだろうね」
へ〜、なるほどぉ〜♪
ピコの奴、絶対Aの事好きだな。
お茶の時も何かとAの事褒めまくってたし、ま、単なる『ヤキモチ』だろうな。
あいつ、まだまだガキだな。
こんな、恋愛のひとつもクリアできないなんて。
貴「勇馬様…」
勇「ん?//(ドキッ」
貴「どうすればよろしいのでしょう…」
勇「そっ、そしたらさ、俺とピコで話し合ってみるよ///」
貴「ありがとうございます!!…勇馬様、お顔が赤いようですが…」
勇「へっ、だっ、大丈夫だよ//」
貴「そうですか…なら良かったです!」
勇「う、うん///」
やっとわかったよ。
ピコ…ごめん。いくら幼馴染で仲が良くても譲れないものってあったんだな。
勇「ねえA」
貴「何でしょう?」
勇「Aさ…俺専用の――――」
―――――――――――
注意です!
ピコはAさんと付き合っていると言う事を勇馬に明かしていません。
ですので一方的になります。
ご了承ください。
鏡音アレン
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シフォン - ぴこおおお!!!とっても感動しました!!続編期待してます!!!!というかやってくださいおねがいします!! (2015年4月19日 12時) (レス) id: e57fc26825 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆりにゃん(`・∀・´)(プロフ) - 面白い!.。゚+.(・∀・)゚+.゚ (2014年10月21日 20時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:鏡音アレン | 作成日時:2014年8月15日 12時