１６…お化け ページ16
ナデナデ…
貴「ｚｚｚ」
あ〜ぁ、もうAは寝っちゃったんだね…。
せっかく怪談話でもしようと思ったんだけど。
A、怪談話苦手だもんね。
夜中に「トイレ行きたい」とか言って起こせばいいかな…。
チュッ
夜中になったら起こすから…。
覚悟しておいてね？
楽しみだな。
今の気持ちを隠せず、静かにAにキスをした。
――深夜――
チョンチョン
何かがボクの裾を引っ張る。
あれ、起こすって思ってたのに寝ちゃったんだ…
「ピコ…ねぇピコ…」
ピ「ムゥ…？あ、ああAか。どうしたの？」
貴「トイレ行きたい//」
ピ「トイレ？ああ、そこの角を曲がってひだｒ((貴「違うの///」えっ？」
貴「一緒に来てほしいの…。怖いから…///」
真っ赤な顔をして涙目でこっちを見てくるA。
何？襲ってほしいって？
それにしても…時刻はちょうど深夜０時。
グッドタイミングじゃん。
ギュウゥッ
Aがボクの腕を離さずに震えながら抱きついてくる。
知ってるけど、知らないふりで聞いてみた。
ピ「ねえA…もしかしてお化けとか信じちゃってる人？」
貴「そっ、そんな事ないからね、絶対ないからね！？」
ピ「ふうん…そうなんだ？」
貴「そうだよ」
ジャーッ
貴「ふう〜すっきりしたぁ〜♪」
ピ「女の子が何言ってんだ」
貴「いいの、ピコだってすっきりするでしょ？」
ピ「まあね、しないわけじゃないけどさ…」
貴「あっ、ああああ…あのさ、お化けとか…・きききっ、出たりしないよね？」
ピ「いきなりどうしたの？」
貴「いやね、ちょっと嫌な予感がしたからさ。ね？」
ピ「同意を求められても…って言うか人の船にそんなの乗ってるとか思うなよ！？」
貴「思ってないけど…で、でもさぁ///」
ピ「でないでない。大丈夫だよ。こうすれば…」
ヒョイッ
Aをお姫様だっこした
笑ってんのかな泣いてんのか分かんないような微妙な笑みを浮かべて即、抱きついてくる。
よっぽど怖いんだな…。
ピ「Aはお化けじゃなくて、ボクの事だけ思ってればいいんだよ//」
貴「うん//ありがとう、ピコ///」
結構決まったセリフを言った気がする。
そのせいか、こっちまでが照れてくるな。Aは嬉しそうな笑みを浮かべていた。
部屋に戻った僕とAは寝られなかった。
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シフォン - ぴこおおお！！！とっても感動しました！！続編期待してます！！！！というかやってくださいおねがいします！！ (2015年4月19日 12時) (
レス) id: e57fc26825 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆりにゃん(｀・∀・´)(プロフ) - 面白い！.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2014年10月21日 20時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡音アレン | 作成日時：2014年8月15日 12時
