２…食事中の出来事 ページ2
ピ「ねえA、このコロッケの中って何入ってんの？」
貴「期待なさらないで下さいね。魚です」
ピ「さっ、魚！？おまっ、僕が魚嫌いだって知ってて出しただろ！？」
貴「申し訳ございません。ですがお許し下さい。ミキ様は魚がお好きで、無理矢理でも魚を食べさ せるとおっしゃっているのです。ですからっ…」
ピ「僕の…ためなのか？」
貴「はい。お気に召しませんでしたらなんとでもおっしゃってください。変えますから…」
ピ「ま、まあいいだろう。Aが僕のためだというのなら我慢してでも食べてやるよ」
貴「ピコ様…ありがとうございます」
ボクは魚が嫌いだ。
ミキよりは嫌いじゃないけど…。
第一、無理矢理食べさせるって…自己中にもほどがあるだろ。
それに、絶対結婚なんかしないし。
貴「さすがピコ様ですね。魚、いかがでしたか？」
ピ「コレ、絶対いつものシェフが作ったやつじゃないだろ？ッつーかシェフより美味かったし」
貴「…。よくわかりましたね」
ピ「誰が作った？」
貴「私です」
ピ「やっぱり？シェフの作る魚はなんかねー」
貴「失礼でｓ…あ、ピコ様、口元にお食事の食べかすが…」
ささっ
貴「とれました♪」
ピ「あ、ありがと///」
貴「いかがいたしましたか？お顔が赤いですよ？」
ピ「なっ、そんなことねーし///」
貴「あっ、言葉遣い、しっかり直して下さいね！！」
ピ「煩いな…///」
貴「さ、食後は勉強ですね」
ピ「Aが教えてくれんだよな？」
貴「もちろんです。このうちにはピコ様と私とシェフの方以外誰もいらっしゃいませんから」
ピ「まあ、Aが一緒にやってくれんならやる」
そう言えばそうだった。
この屋敷の主人のボクが知らなくてどうするんだろうな…。
やっぱAはしっかりしてるな。
次は勉強か。
まあ、こんなお坊ちゃんに生まれたんなら高い学力は当たり前…か。
そう言えばよく親父に言われたっけな。
「勉強ができなきゃただのバカだ」って…。
勉強ができないボクはバカだし。
気になるな…。
すっごく気になる…。
―――勉強ができなくて、バカだったら…Aはボクを嫌うのか？―――
嫌だけど…勉強、頑張ろうかな。
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シフォン - ぴこおおお！！！とっても感動しました！！続編期待してます！！！！というかやってくださいおねがいします！！ (2015年4月19日 12時) (
レス) id: e57fc26825 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりゆりにゃん(｀・∀・´)(プロフ) - 面白い！.｡ﾟ+.(･∀･)ﾟ+.ﾟ (2014年10月21日 20時) (レス) id: 593a3d64a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡音アレン | 作成日時：2014年8月15日 12時
