三十四話 おでかけ ページ44
音也side
俺がいつもの待ち合わせの場所で待つこと30分
日和が走ってきた。
待ってよ、なんでそんなに可愛い格好でくるの!?
俺、普通にチェックのシャツとジーンズなんだけど!
日和 「……ごめん!遅くなったっ!」
音也 「……え?あ、ああ大丈夫だよ。」
その姿に見とれて返事が遅れる。
日和 「で、話って……」
いきなり本題をぶっこんでくる日和。
さすがにここではな……
「ねえ、少しその辺見て回ろうよ。」
思いきって日和のてをとって走り出す。
日和 「ふぇ!?」
男の人と手を繋ぐのに慣れていないのか可愛い反応をする日和。
でも、俺のいく方向に一緒に走ってくれる。嬉しいな……。
てか、どこにいくか決めてないや。
うーん。最後に話できるところ……あ。
俺はある場所に走りだした。
日和side
急いで待ち合わせの場所に向かう。
そこには音也の姿が。笑顔で手を振ってくれる。
音也、かっこいい。シンプルなチェックのシャツとジーンズがすごく似合う。動きやすさ優先のいかにも音也らしい服装。
話のことを聞くと、とりあえずどこかいこうと移動し始めた。私のてをとって。
男子と手を繋いだことなんて無いから変な声だしちゃった。
音也は走るのも速いからついていくのは大変だけど、音也と手を繋いで走るのはなんだか楽しかった。
いつもの通学路からどんどん市街地に入っていく。いったいどこに向かってるんだろう。
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作者名:小春日和 | 作成日時:2017年9月19日 20時