三十三話 これってデート? ページ43
日和side
携帯の着信音で目が覚めた。
誰だよ……眠いのに……
日和 「……ぅあい?だぁれぇ?」
?? 『俺だよ!音也!』
その瞬間一気に目が覚める。
日和 「!?」
おおおお音也ぁ!?
日和 「ち、ちょっと待って!!」
とりあえずベッドから出て(落ちて)正座。
あれ?いま何時だろう。
日和 「いま何時?」
音也 『うーんと八時過ぎかな。』
まじか。休みの日だからいつもならあと二時間は寝てたな←
音也 『昨日のことなんだけど、俺、とりあえず会いたい。いいかな?』
昨日のこと……
《明日、本当の気持ち言うから!》
急に顔が熱くなる。
日和 「うーんいいけどあと一時間待って。」
そのとき
ガチャ
兄さんが入ってきた。
音也との電話を上手くはぐらかして九時にいつもの待ち合わせのところでと伝えて電話を切った。
熱くなる顔をおさえてまずは鏡を見る。
うわぁ……寝癖すごい。あとよだれのあと。
とりあえず髪を整えて顔を洗って、服を選んで……
ああー、今まで男の子と出掛けたことないから服が全然ないんだよね。
……大丈夫かな。
明るい色のチュニックと短パン。赤い花がついているヘアピン。靴はハーフブーツでいいかな。
何だかデートみたい……
ってなに考えてるの私!!
とりあえず待ち合わせのところに向かう。
……本当の気持ちっていったいなんだろう……?
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作者名:小春日和 | 作成日時:2017年9月19日 20時