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二十八話 気がついた ページ37
藍side
クラスにいるたった三人の女子。
そのなかでもひときわ気になる子がいる。
鈴原日和。
いつもボクと同じ警備隊のオトヤやショウといつも一緒にいる。
ボクたちがなにか喧嘩や言い合いをしているとすぐ止めに入ってくる。
自分ではしっかりしていると言ってるけどそれならこの前みたいに先輩とかに絡まれないと思う。
結構ドジだから見ていて楽しいし、観察してたけど、だんだんボクは『観察』ではなく『好意』をもって見ていたみたい。
この前ぷくっとほっぺたを膨らましていじけるように怒っていたとき、正直可愛いと思った。
日和が先輩に絡まれてたとき、穏便に済まそうとしたのになぜかボクはとにかく奪い返さなきゃって思って乱闘になっていた。
なんであのとき、力ずくにでもって思ったのかな。
それに最近、日和のことを思い浮かべると不思議なんだ。胸の辺りがざわざわして、でもなんだか心地よくて……
恋愛なんて下らない。そう思ってたけど、色々な文献や小説を読んでみると、これが恋愛感情に似ていることはよくわかる。
もしかしたらボクは日和のことがすきなのかもしれない。
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作者名:小春日和 | 作成日時:2017年9月19日 20時