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｢お前……鶴見中尉殿から強引に連れていかれたとでも言いたいのか……!?｣
｢ざ、残念だけどその通りなんだよなぁ……!!｣
許さん、とまるで呪詛のように恨み言を放ってくる宇佐美に思わず涙目になる。
実は上等兵へ昇級した時に宇佐美からある忠告を受けていた。
“鶴見中尉殿は僕だけのお方だ”と。
最初は何を言ってるんだコイツはと思っていたがその忠告を受けた一週間後。
Aは鶴見と一度2人きりで話す機会があったのだ。
その後の宇佐美と言ったら……と今でも上等兵間でそこそこ話題になったりもしている。
Aからすればとんだとばっちりの完全宇佐美被害者である。
｢動くな……鶴見中尉殿はお前のどこに触れたか言ってみろ……｣
｢うわあああああああ顔を近づけるなああああああああああ!!｣
｢ええい黙れ!お前が悪いんだ!｣
興奮と怒りのあまり息が荒い宇佐美にどこを触れられたのかと手当たり次第に体をまさぐられ始めそろそろ限界である。
あのお茶会モドキの次はお前か、宇佐美!!
｢鶴見中尉殿……!ハァ……ハァ……!!｣
｢誰か!!冗談抜きで誰か!!というか鍵掛けてたのになんで部屋にいるんだよおおお｣
｢うるさいぞ、何やってんだお前ら｣
入口の方からの声で2人はハッとなる。
ドアの前では尾形が立っていた。
なんか、ポーズちょっとカッコつけてない?
なんでちょっと斜めに寄りかかってるの?
しかし今はそんなことどうでもいい。
とにかく彼に宇佐美を剥がして貰おうと必死にもがきながら叫んだ。
｢尾形さん!これ!これ剥がし……な、なんだテメェ重いな!?ねぇ、尾形さん!?!?｣
｢おいおい困るぜ、やるならもっとしっぽりやってくれよ。こんな昼間っから恥ずかしい奴らだな｣
｢おい百之助!まだコイツから鶴見中尉殿の匂いがするうちに押さえてくれ!服も触れられているんだろう!脱いで僕に全部渡せ!!｣
｢嫌だあああああああ!!!!!｣
そういえば、さっきおふざけも兼ねて鶴見中尉は私のほっぺに触ったなあ。
このままでは服どころか物理的に皮まで残さず剥がれそうだ。
2人分の体重に合わせて激しい動きによってベッドもこれ以上はよしてくれと言わんばかりに軋んだ。
宇佐美は止まることなく鶴見が触れた場所に顔を近づけては吸い込んでいた。
吸い込まれる度Aの脳裏に走馬灯が過ぎる。
父さん、母さん……。
なんで私はこんな先輩からのセクハラパワハラモラハラを受けないといけないんだ……。
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セミ⭐︎ - 勿論です！杉元やゲンジロちゃんとの絡み楽しみにしております！無理せず頑張ってください！応援しています！ (3月21日 17時) (
レス) @page38 id: 31ded6a35d (このIDを非表示/違反報告)
＊泡沫＊(プロフ) - セミ⭐︎さん» コメントありがとうございます!私も結構箱推しなところもあるのですが杉本や月島さん、ゲンジロちゃんが活躍する回は特に好きです。作品が良い結末となるようこれからも精進いたしますのでぜひよろしくお願いします! (3月21日 15時) (レス) id: 5b050bb58b (このIDを非表示/違反報告)
セミ⭐︎ - やばいめちゃめちゃ好きです！この作品が尊いです！ところで、泡沫さんの推しは誰ですか？自分は、かなり多いのですがその中でもトップを飾るのは尾形と杉元です！更新お待ちしております！ありがとう！！ (3月20日 15時) (レス) @page38 id: 31ded6a35d (このIDを非表示/違反報告)
＊泡沫＊(プロフ) - 【作者より 読者の皆様へ】『夜鷹の桜』を読んで下さりありがとうございます!まだ未定ではありますが新たに小説を別ジャンルで書きたいなと考えております。また詳細が決まり次第改めてお知らせさせていただきますので気長にお待ちいただけると幸いです! (3月18日 5時) (レス) id: 5b050bb58b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊泡沫＊ | 作成日時：2024年1月7日 6時
