stage.24 ページ35
(side.You)
四天王の4人を何とか事務室から追い出した私は、急いで支度を整えていた。
『ああもう何で来たの？！平穏な時間を返せ！』
「いやでもA、モテモテじゃん、おめでとう」
『は？』
「え？」
数秒間の沈黙が部屋を支配する。お互い驚いた顔で見つめあった後、私は失笑する。
『いやいや何言ってんの？』
「いやいやA鈍すぎでしょ、あれは確実にAを狙ってる」
『知らんがな』
残念ながら「年齢=彼氏いない歴」の私にとって、恋愛は専門外だ。というより仕事が忙しすぎて、恋愛する時間が無かった。
「ま、今は大会が最優先だね」
『そうだね』
胸元のリボンを縛り、気合いを入れ直す。ちょうどそこに金城さんから連絡が入った。
『やっぱり四天王が残ったか…』
「っていう事は予定変更？」
『うん。準決勝は廃止で、私と四天王でのゲームにする』
これは大会前、もっと遡るなら「四天王」の名前が囁かれるようになってから、私と金城さんが考えていた事。
―四天王とオーナー、どちらが強いのか？
毎日のようにカジノでゲームをする四天王と、4年に1度しか公の場でゲームをしないオーナー。どちらが強いのか、気になる人間は沢山いる。
四天王の実力は拮抗しており、誰かが突出しているわけではない。大会の優勝も正直、誰が勝つのか予想が出来ないという。
そこを逆手に取り、私が四天王の中に加わり対戦する事で、その中で優勝した人間が一番強い、と内外に印象付ける事ができる、という作戦だ。
「でもそれってAが大変じゃない？」
『別に？4人の戦い方は把握してるし、例え負けてもあの4人ならやっていけるでしょ』
「ふーん」
無線越しに、金城さんが会場の人達に準決勝の変更について説明している声が聞こえる。
『さあ、行きましょうか』
「畏まりました、オーナー」
四天王と呼ばれる4人との戦いは一体どんなものになるのだろうか。弾む胸を押さえながら、私は会場へと歩き出すのだった。
＊＊＊＊＊
昨夜はハロパ神戸公演でしたね〜！
推しの地鶏がイケメンだったり可愛かったりして、無事に死亡したので、ハロウィン短編書きます！！！(文脈)
今日か明日か明後日にはスタートできる…！はず…！(雑ですみません)
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紫苑(プロフ) - リリさん» ちゃんと変換できたみたいで良かったです！ ご不便をおかけして、失礼しましたm(__)m 頑張ります！ありがとうございます！ (2019年10月14日 0時) (
レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - ちゃんと、名前が出来ていました！名前で呼ばれるのが嬉しいです(￣∇￣*)ゞ次も頑張ってください！ (2019年10月13日 18時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - リリさん» リリさん、ご指摘ありがとうございます…！こちらの設定ミスです…修正いたしましたので、名前が変換されるはずです！ 応援ありがとうございます！頑張ります！！！ (2019年10月11日 21時) (レス) id: 25868fbf10 (このIDを非表示/違反報告)
リリ(プロフ) - 最高です！登場人物の、名前を変える設定で名前を入れても、変えれないのですが……どういうことでしょうか……これからも、頑張ってください！ (2019年10月11日 15時) (レス) id: 3c3ec4405a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫苑
| 作成日時：2019年10月7日 13時
