告白（仮）されたからって甘い雰囲気になる？【歌い手】

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その後事態が収集したのは十数分後の事だった。すいみぃ写真撮影会と言う名の地獄を乗り越えた私のライフはもうゼロです。

RiKuは冷蔵庫からアルコール類と何本かペットボトルのジュースを持ってきて机の上に置くと、皆さんは各々の好きな物を取ってコップに注ぎ始める。
私もペットボトルの紅茶を取ろうとすると、目の前にひとつのコップが差し出された。

「すー、注いで？」
『……此処はそう言う店じゃないのでぇ、ごめんなさぁい』
「それは困ったわね。注いで」
『困ってねぇじゃん』
「ビールね」
『へいへい』

近くにあった缶ビールを空けてRiKuのコップに並々注ぐ。泡が溢れるか溢れないか位で止まり、「アンタどっかで働いてたの？」と言われるくらい7:3と綺麗な割合ができた。
『働いてない』と返し、私も自分のコップに紅茶を入れ、それを持つ。

「非リアの皆様、よく集まってくれました」
「RiKuくんそれ心抉られるからやめて」
「クリスマスにうはうはしてるリア充の撲滅を願って、乾杯！」
「乾杯の音頭物騒すぎん？」
『何か恨みでもあるんですかね』

RiKuの音頭に天月さんがつっこみ、坂田さん私と続いてつっこんだ後皆さんは飲み物に口をつけた。

「俺ローストチキン貰おうかな」
「うらたさん箸取ってー」
「センラぁ、皿」
「はいはい」

「あ、センラさん僕もお願いします」
「あ、俺も」
「あ、俺も」

「すいみぃちゃん何か取ろうか？」
『んー、じゃあluzさんの前にあるエビフライを』
「おっけー。RiKuくんは？」
「皆の笑顔、かな？」
『うん、酔ってる？』

大の大人が子供のようにはしゃぐクリスマス。虚しいと言われてしまえばそれで終わりだが、私達は虚しさの塊もなかった。

楽しい、と。
単純に笑えた。

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