23話 ページ25
A目線
天月「…でもほとんど寝てたよね。」
と苦笑いで言われた。
いいじゃん!授業はちゃんと出たんだし…。
『ちゃんと内容とか分かってるからいいじゃん!』
とまふの方を見て言ったら、まふはちょっと呆れた顔をした後に…
まふ「まあ内容がわかってるならいいよ。サボってはないんだし…。」
と渋々了承してくれた。
やったぜ!これでうるさく言われないね!!
するとそらる兄が…
そらる「ええ〜。Aちゃんと授業に出てたの〜。俺、屋上で待ってたのに。」
といつもの調子で言われた。
ん?ちょっと待てよ…
『はい!まふまふさんに異議を申し立てます!なんで私はサボる事が許されないのに、そらる兄は許されるんですか!!』
と元気な幼稚園児のように言った。
そしたら、うら兄に「幼稚園児かよ…」ってつっこまれたけど気にしてないよ!
まふ「それは…」
そらる「俺はAと違ってちゃんとやる事してるし、1年と2年の時にちゃんと授業に出てたからいいんです〜。」
と言い返された。
えっ、あのそらる兄がちゃんと授業に出てただと!?
『それって本当うら兄!志麻兄!!』
すると志麻兄は少しだけ困った様子で…
うら兄は何食わぬ顔で答えた。
志麻「たしかに授業にはちゃんと出てたけどなぁ…」
うらた「この人、2年の終わりぐらいからめちゃくちゃサボってたぞ。お前らに見つからないように。」
初耳なんですけど…。
サボってるんじゃないかとは、思ってたけどそれよりも授業にちゃんと出てたって…あのそらる兄がだよ!
『で、でもサボってるのは変わらないじゃないじゃん!』
センラ「やめときA姉さん。まふ君はそらるさんに甘いんやからどうしようもないよ。」
するとその場にいた、まふとそらる兄以外がセンラの意見に賛成した。
たしかに…その事考えてなかったわ。
ちょっと悔しくなりながらもお弁当を食べる。
坂田「ふー。お腹いっぱい。」
96猫「わしも〜。」
『ええっ!2人とも食べるの早すぎじゃない!?』
すると2人はケロっとした顔で言う。
坂田「そうか〜。」
96猫「普通だと思うけどなぁ。」
この人たち胃袋ブラックホールだよね…。
怖いんだけど…
そんな事を思っていると、急にそらる兄が立ち上がった。
『そらる兄どこ行くの〜?』
いつもなら最後まで残ってて、そのままサボってるのに…。
私が声をかけるとそらる兄はいつもの声で…
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トーラン☆★(プロフ) - さん» そう言ってもらえて嬉しいです!更新頑張ります!!これからもよろしくお願いします!! (2020年4月20日 15時) (レス) id: 5d8b505139 (このIDを非表示/違反報告)
- 面白すぎます!この作品大好きです!応援してます! (2020年4月10日 6時) (レス) id: 791a99e14f (このIDを非表示/違反報告)
トーラン☆★(プロフ) - 喜春さん» ありがとうございます!そう言ってくれる方がいるだけで頑張ろうと思えます!!応援よろしくお願いします!!更新も頑張ります! (2020年4月1日 0時) (レス) id: 5d8b505139 (このIDを非表示/違反報告)
喜春 - コメント失礼します。とても面白いです!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年3月31日 16時) (レス) id: d9f7f3b7dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トーラン☆★ | 作成日時:2019年9月17日 2時